こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
なかなか、採用面接を突破できないクライアントがいました。
「面接で自己PRをどう言っていますか?」と聞いてみました。
すると、
「これまで、派遣社員として製造業で事務関係を10年間してきました。
全て、任期満了で契約まで働いてきました。」との回答でした。それだけ・・・・・?
これだけだと、ただの職歴の事実関係を述べているだけです。
自己PRは、事実関係だけをアピールするだけでは不十分です。
企業の面接官は、ご丁寧に最後まで詳細に履歴書、職務経歴書を読んでいる人は、ほとんどいません。
なぜなら、何十人、何百人の応募者の履歴書、職務経歴書を全部に丁寧に目を通す時間ないからです。性別、年齢、住所、学歴は確認すると思いますが、よほど優れた実績がある方以外は、応募者の経歴は覚えていないと思った方が良いでしょう。
ですので、面接の際は、面接官は履歴書、職務経歴書を読んでいないと思って、面接に挑んだ方が賢明です。
冒頭のクライアントのように面接で職歴の事実関係を述べただけでは、インパクトも少なく、印象に残りません。
面接で自己PRをする際には、経歴の事実関係を述べることはもちろんですが、これまでの仕事をしたうえで、どのような工夫をしたのか?、どのような意識、心構えで仕事に取り組んだのか?そして、その結果、どのような実績を上げて会社に貢献したことを述べた方が良いです。
そして、この会社ではどんな貢献ができるのかを具体的にアピールしましょう。
また、面接を自分の得意な分野で話ができるように誘導していくように話を持っていきましょう。
どうしても、上手く誘導できないときには、
自分から、面接官に「自己PRをしたいので、3分お時間をください!」とお願いしてみてください。面接は自分をアピールする場です。
受け身ではなく積極性が求められます。面接官は履歴書、職務経歴書を読んでいないと思って、面接に挑んでくださいね。
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