こんにちは。
一般社団法人カリエーレ・コムサ、
キャリアコンサルタントの佐渡治彦です。
転職回数が多い、あるいは短期離職を繰り返している場合、相談者にとって、面接は非常にプレッシャーを感じるものです。
「またすぐ辞めるのではないか?」という面接官の疑念を払拭しつつ、自分自身の信念(自分軸)を曲げずに伝えるには、戦略的な回答構成が不可欠です。
今回は、キャリアコンサルタントの視点から、「自分軸を大切にしながら、納得感のある回答を作るためのガイド」をまとめました。

1. 面接官の本音:なぜ「辞めた理由」を深掘りするのか
まず理解しておくべきは、面接官は「あなたの過去を責めたい」わけではないということです。
彼らが知りたいのは、以下の2点に集約されます。
- 自社の環境でも、過去と同じ理由で辞めてしまわないか?(再現性の確認)
- 一貫した「仕事選びの基準(自分軸)」があるか?(プロ意識の確認)
採用者は、また、嫌になって直ぐに辞めてしまうのではないか?、つらいことがあったら辞めてしまうのではないか?を懸念しています。
転職回数が多いことは、裏を返せば「自分の理想や適性を求めて行動してきたエネルギーがある」とも捉えられます。
まずは自分自身がこれまでの経歴をネガティブに捉えすぎないことが、自信のある回答への第一歩です。
2. 核心:自分軸をベースにした「一貫性」の作り方
転職回数が多い方の最大の武器は、「共通のテーマ」を見つけることです。
バラバラに見える職歴でも、必ずどこかにあなたのこだわり(自分軸)があるはずです。
「点の経験」を「線のストーリー」に変える
例えば、「接客→事務→営業」と変わってきた場合。
- 自分軸:「目の前の人の課題を、自分の提案で解決したい」
- ストーリー:接客で対人スキルの基礎を学び、事務で効率化の重要性を知り、より深く課題解決に関わるために営業を志した。
このように、すべての経験を「今の自分」を作るためのプロセスとして定義しましょう。
自分のこれまでのキャリアをエントリーする仕事内容に「共通のテーマ」をみつけだし、ストーリー性、物語性を持った自己PRをできるようにしておきましょう
3. 具体的な質問への回答戦略
① 前職・現職の入退社理由(ネガティブをポジティブへ)
短期離職の場合、「人間関係」や「労働環境」が理由であることも多いですが、そのまま伝えると「他責(人のせいにする)」と見なされます。
他責の退職理由は、まず、採用されにくいでしょう。
よほどの精神、生命を脅かすパワハラ、サービス残業などの他責以外はです。
- 回答のコツ: 「何が嫌だったか」ではなく、「本来どうあるべきだと考えていたか(自分軸)」を語ります。
- 例文: 「前職では分業制が徹底されており、お客様の声を最後まで反映できない環境でした。私は『顧客と伴走し最後まで責任を持つ(自分軸)』ことを重視しており、その実現のために今回の転職を決意しました。」
② 成果を出した体験(営業職としての資質)
短期であっても、数字の達成だけが成果ではありません。
「課題に対してどう動いたか」というプロセスに自分軸を乗せます。
- 回答のコツ: 目標達成意欲、好奇心、コミュニケーションスキルを盛り込みます。
- 例文: 「未経験でしたが、まずはトップ営業の商談に同行させてほしいと志願しました(好奇心)。そこで学んだ『ヒアリングの型』を自分なりにアレンジし、顧客の潜在ニーズを引き出すことに注力した結果(コミュニケーション)、3ヶ月目には目標の120%を達成しました(達成意欲)。」
③ 転職軸と今後のキャリアビジョン
ここが「すぐ辞めないこと」を証明する最大のポイントです。
- 回答のコツ: 「これまでの転職で何が自分に足りず、何が必要だったか」を正直に認めつつ、「この会社こそが、自分の探していた最後のピースである」と結びつけます。
- 例文: 「これまでは〇〇を求めて試行錯誤してきましたが、その過程で私は『××という環境』でこそ最大のパフォーマンスが出せると確信しました。貴社の〇〇な環境であれば、私のこれまでの経験を活かし、長期的に貢献し続けられると考えています。」
4. 「仕事を継続的に楽しめる何か」への答え
面接官がこの質問で求めているのは、「ストレス耐性」と「自走力」です。営業職は辛い時もあります。
その時に自分をどう律するかを伝えます。
- 自分軸の例:
- 「お客様からの『ありがとう』という言葉が、すべての苦労を上回る報酬になる」
- 「ゲームのように、困難な壁をどう攻略するかを考えるプロセスそのものが好き」
- 「昨日の自分より成長している実感を、数字で確認できるのが楽しい」
これらを語ることで、「この人は自分で機嫌を取って、長く働いてくれそうだ」という安心感を与えられます。

5. キャリアコンサルタントからのアドバイス
転職回数が多い相談者の方に、私がいつもお伝えしていることがあります。
「過去は変えられませんが、過去の意味付けは今から変えられます。」
面接で嘘をつく必要はありません。
しかし、これまでの決断を「失敗」と呼ぶか「探求」と呼ぶかで、相手に与える印象は180度変わります。
- 事実を認める: 「短期間での離職となった事実は真摯に受け止めています。」
- 学びを伝える: 「その経験から、自分には〇〇という環境が必要だと痛感しました。」
- 覚悟を示す: 「だからこそ、その条件が揃う貴社で、腰を据えて貢献したいのです。」
この3ステップを意識するだけで、あなたの言葉には重みと説得力が宿ります。
次に私がお手伝いできること
あなたのこれまでの職歴を具体的に教えていただければ、「一貫性のあるストーリー(自分軸)」を一緒に構築するお手伝いができます。
- 具体的に、どの職歴の退職理由を一番不安に感じていますか?
- あるいは、次の面接で特にアピールしたい強みはありますか?
まずは、一番「答えにくい」と感じている質問を一つ教えてください。
最適な回答案を作成しましょう。
無料職業相談を実施しています。
まずは、DMかメールでお問い合わせください。
気が向いたら、少しの勇気を出してDMかメールをくださいね。
お待ちしております。
カリエーレ・コムサ 求職者向け・一般社団法人カリエーレ・コムサ




















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