こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
昨日、社会正義の厚生労働省の捉え方について、
日本の「社会正義のキャリア支援」研究の第一人者、
労働政策研究・研修機構キャリア支援部門副統括研究員、下村英雄氏の考え方を書きました。
厚生労働省は「社会正義のキャリア支援」をどう捉えているの!?
https://note.com/haru07060715/n/n6b3b32663e2c「労働行政は(ILOなどもそうですが)、社会正義の観点からキャリア支援を展開しているので、そういう意味では、本来が、社会正義論に基づいてやっている。
『本来のキャリア支援に立ち返れ』というのが社会正義論であるというのは、重要である。」という主旨でした。
この内容に、
私は、「なるほど、もともと労働行政は社会正義の観点からキャリア支援をしているので、現状、キャリアコンサルタントは『本来のキャリア支援に立ち返れ』という思い」でキャリアコンサルティングにあたっていくことが重要だと思いました。
この話題を30代のサラリーマンと話したのですが、
彼は、
「そもそも、僕は厚生労働省を含む行政を信頼していない。
アメリカの言いなりで、コロナ、東京オリ・パラの対応も見ていても疑問が湧く。
そこに社会正義はあるのでしょうか?
キャリアコンサルタントも国が主導しているだけではないのでしょうか」といった辛辣なご意見でした。「なるほど・・・そういう意見もあるのかな」と思いました。
行政を頭から完全否定するのは、少し極論だと思います。
行政で働く公務員の皆さんはじめ、おエライ方々も少しでも、日本を良くしようと日々、知恵を出し合い、努力して業務にあたっているのですから。
今、東京などでは、「キャリア迷子」と言われる20代、30代の若いサラリーマンが増えてきているそうです。
仕事にやりがいを見出せず、将来に不安を持ち迷路に入ってしまっている人たちです。こうした人たちに高額な料金で、キャリアコンサルティングをする事業が
人気を集めているそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=zQVre3FmHZ0&t=2s
【ABEMA Prime YouTubeより】若者に支持を受けているインフルエンサーのひろゆき氏は、
「高額な料金を支払って、他人から相談を受けること自体、既に騙されている」とそのような若者に警鐘を鳴らしています。
行政に不信感を抱く30代のサラリーマンも、このような現状に将来の不安を抱いているのかもしれません。
その一方で、キャリアコンサルティングに高額な料金を支払う若者たちがいるということは、どこかに社会正義という当たり前ですが、今、忘れかけている原点に期待をしているのではないかと感じました。
キャリアコンサルタントだけで生計を営むことは、現在は、かなり努力が必要です。
行政主導でキャリアコンサルタントを普及促進していることも事実です。
行政不信を抱く若者、将来に不安を抱く若者たちに対し、私を含むキャリアコンサルタントが少しでもお役に立ちたいと思います。
その際、下村氏の唱える『本来のキャリア支援に立ち返れ』をいう言葉は、
重みを感じます。
参考文献:「社会正義のキャリア支援」図書文化社・下村英雄著
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