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副業は「お小遣い稼ぎ」だけじゃない。自分らしい働き方を見つけるヒント

こんにちは。
一般社団法人カリエーレ・コムサ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

副業が当たり前になった今、「会社に頼らず稼ぐ力をつけたい」「自分らしい働き方をしたい」と考える人が増えています。
SNSでは「月5万円の副収入」「会社辞めても生きていける」などのキラキラ投稿がバズり、まるで副業が“人生の正解”のように語られることも。

でも、ちょっと待って。

副業には確かに夢があります。
でも、勢いだけで始めると、思わぬ落とし穴にハマることもあるんです。

今回は、そんな副業ブームの裏側にある「気をつけるべきポイント」を、キャリア支援の視点で解説します。

✅ 副業は「目的」なきスタートが一番危険

「とりあえず稼げそうだから」「みんなやってるから」という理由で始めた副業は、長続きしません。
なぜなら、目的が曖昧だと、モチベーションも曖昧になるから。

副業を始める前に、まずは自分に問いかけてみてください。

  • 何のために副業をしたいのか?
  • どんなスキルを身につけたいのか?
  • 5年後、10年後のキャリアにどうつなげたいのか?

この「目的の言語化」が、副業を“消耗戦”ではなく“キャリア戦略”に変える第一歩です。

✅ SNSの成功者に惑わされないで

SNSには「副業で月収100万円」「会社辞めて自由に生きてます」といった投稿も見られます。
でも、それはあくまで“切り取られた一瞬”であり、“全体像”ではありません。

実際には、

  • 本業との両立に苦しんでいる人
  • 税金や確定申告でトラブルになった人
  • 副業が原因で体調を崩した人

など、表に出ない“副業の裏側”もたくさんあります。

キャリアコンサルタントとして伝えたいのは、「他人の成功は、あなたの成功とは限らない」ということ。
自分のライフスタイルや価値観に合った副業を選ぶことが、何よりも大切です。

✅ 就業規則と税金、知らないとヤバい

副業を始める前に、必ず確認してほしいのが「会社の就業規則」と「税金の知識」。

  • 副業禁止の会社でバレると、最悪の場合、懲戒処分の可能性も。
  • 年間20万円以上の副収入があると、確定申告が必要。
  • 住民税の通知で副業がバレるケースもある。

副業は“自由”の象徴のように語られがちですが、実は“責任”も伴う行動です。知らなかったでは済まされないルールを、事前にしっかり確認しましょう。

✅ スキルの棚卸しと市場価値の見極めを

副業を始めるなら、自分の「強み」を活かすのが鉄則です。
とはいえ、「何が強みか分からない」という人も多いはず。

そんな時は、以下の3つを整理してみましょう。

  1. 今までの経験で人に感謝されたこと
  2. 自分が時間を忘れて没頭できること
  3. 周囲から「得意だね」と言われること

これらを言語化することで、自分の市場価値が見えてきます。
ここを明確にすることで、副業が本業にも相乗効果が生まれる“自己実現”の手段になると感じています。

✅ 副業は「キャリアの実験場」にもなる

副業は、収入だけでなく「キャリアの可能性」を広げるチャンスでもあります。

  • 本業ではできない分野に挑戦できる
  • 新しい人脈が広がる
  • 自分の価値観がアップデートされる

副業を通じて得た経験が、本業に好影響を与えることも少なくありません。実際、副業から独立に繋げた人もいらっしゃいます。

🔥 最後に:副業は「自分を知る旅」

副業ブームの波に乗るのは悪いことではありません。
でも、その波に飲まれないようにするには、「自分の軸」を持つことが何より大切です。

副業は、収入を得る手段であると同時に、「自分の可能性を知る旅」でもあるかもしれません。
単にお小遣い稼ぎで、副業することもアリかもしれません。
ですが、どうせやるなら、自分の可能性を広げて、キャリアアップ、スキルアップにつながる副業をしてみたいものです。

現代は、副業を通じて、ありたい自分の実現をするのも選択肢かもしれません。

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