こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
就職、進路に迷われている、クライアントに必ず、お聞きすることがあります。
「今の職を選択し、続けてきた一番の理由は何ですか?」という質問です。
様々な回答がありますが、主な回答は、
面白そうだったから、その業界に興味があったから、インターンで興味を持てた、なんとなくなどそれぞれ理由を答えてくれます。
これらの回答の中で、気になる回答に
「親が勧めたから」という答えがあります。
もちろん、親は一番子供のことを知っており、
世の中で、大抵の方は、最も信頼のおける人でもあります。
ですので、就活の際、親の意見を参考にして、親の勧める会社、職種に進んだということは、決して間違いではないかもしれません。
しかし、社会人10年経っても、まだ、自分の仕事を選択して、続けている理由として、「親の意見」がプライオリティの一番高い理由として捉えている方がいらっしゃいます。
家業を継いだり、縁故で入社した人たちは、親の意見の影響も大きいでしょう。
ですが、親と今の仕事が何の関係もない場合、
進路の選択を仕事の内容を知らない親の意見を委ねるのは「親離れ」していないのではないのでしょうか。
社会人10年経験があれば、親以外に、仕事に影響を受けた理由があっても良いと思います。
一方で、相談者の親の世代の中には、バブル崩壊、リーマンショックなどでつらい経験をした親御さんたちがいらっしゃいます。
そのような親御さんたちは、子供に
「サラリーマンをしてつらい思いをするくらいならば、自分の好きなことをして生きていきなさい」とおっしゃる方もいるようです。
「好きこそ物の上手なれ」と言われるように、自分の好きな分野を極めて
メジャーリーグの大谷翔平選手や将棋の藤井聡太棋士のようになって欲しいという思いから、「自分の好きなこと」をしなさいとおっしゃられるのかもしれません。
確かに、好きなことを仕事にして生きていくことは正論かもしれません。
しかし、これからのアフターコロナ社会、IT、AI化社会、終身雇用制度が崩壊した現代を考えると、好きなことを仕事にして生きていくという
抽象的、近視眼的な考え方だけで将来を進んでいくとことは、少し足りないと感じます。
好きなことを仕事して生きていくという考え方だけですと、何を目標、目的にしているのかが不明瞭だからです。
現在は社会が激変している時代です。
明確な目標、目的がはっきりとしていなければならないとは言いませんが、
これからは、社会の課題を見つけ出しそれを解決する目標、目的を持ち、創造性を巡らせながら仕事に就くこと、その上で、自分の強みを活かして、好きな仕事をして生きていくのはアリかなと思います。
将来の仕事を選択するうえで、親の意見を聞くだけでは、「井の中の蛙」という感じもします。
もちろん、世の中には、専門的知識、多様な経験をお持ちの親御さんもいらっしゃいますので、そのような親御さんに相談できるのならば、話は別です。
ただ、様々な人の意見も取り入れた方が、視野は広がると思います。
身近に相談する相手が、親しかいないという方は、キャリアコンサルタントに相談してみませんか?
きっと、自分の進路の選択に新たな「気づき」が生まれますよ。
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