こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
キャリアコンサルティングをしていると
「仕事は生活のためにお金が必要だからやらなければならないのでしょう?」
「仕事を好きでしている人なんて、いないのではないですか?」
といったどちらかというと仕事に対してネガティブな意見を聞くことがあります。
日本人には「働くことが美徳」とされる価値観がある一方で、現実にはこのような意見があることは事実です。
私が大学生だった30年くらい前ほど、「24時間働けますか」というCMが流行りました。
また、高度経済成長時代は世界から日本人は「働きバチ」と揶揄されました。
「ワーカーホリック(仕事中毒)」とも言われました。
そして、「過労死」も社会問題になりました。
「日本人はよく働く、労働時間が長い」ってイメージがありましたが、それは昭和の日本昔ばなしのようです。
90年頃から日本人の労働者一人あたりの労働時間は下がる一方で、今ではOECDの平均以下です。
サボってばかりなイメージがあるイタリアやスペインよりも少ないです。
現在、国は「ワーク・ライフ・バランス」というキーワードを叫ぶようになり、
「仕事と生活の調和」が重要と言われるようになりました。
その人の価値観によりますが、人生で働き方を考える際、人間には大きく分けると2つの基本的な方針があると思います。
一つは「時間を切り売りにしてお金を稼ぎたい」もう一つは「自由に使える時間を手に入れたい」という考え方です。
「時間を切り売りにしてお金を稼ぎたい」とう働き方を選ぶ人は、
人生は「お金を稼ぐ時間」と「休む時間」に分かれると思います。
「お金を稼ぐ時間・ワーク」は働く時間
「休む時間・ライフ」はプライベートや趣味の時間
このバランスを調和していくというのが、ワーク・ライフ・バランスの考え方です。
そして、一般的にバランスが「お金を稼ぐ時間・ワーク」の方に偏ってしまうと幸福な生活を送れないと考える人が多いでしょう。
仕事のし過ぎですね。
仕事はお金のためにやる、仕事を好きでやっている人はいないと考える人に多い感じがします。
一方で、「好きなこと」「やりやいこと」を仕事にしている人たちにとっては、24時間、仕事をしていたり、考えていたいと思うのではないのでしょうか。
自分のやりたいことは「仕事」である人には「仕事」と「プライベート」「趣味」等もリンクしている人が多いと感じます。
「自由に使える時間を手に入れたい」人たちにとって「ワーク・ライフ・バランス」という概念というよりは、「ワーク・アズ・ライフ」だと思います。
人生そのものが仕事という感じでしょうか。
仕事とプライベート、趣味もリンクしていて、その達成感に充実感を感じる人たちです。
十数年前、「働きバチ」と言われた日本人の中にも「ワーク・アズ・ライフ」として仕事をとらえた人はいたはずです。
逆に、冒頭のコメントのように「仕事は生活のためにお金が必要だからやらなければならない」「仕事を好きでしている人なんていないではないですか?」といったどちらかというと仕事に対してネガティブにとらえていた人もいたでしょう。
コロナ禍の影響により、オンライン、在宅勤務など働き方にも変化がみられる現代です。
どんな働き方をするかは、選べる時代でもあります。
「時間を切り売りにしてお金を稼ぎたい」「自由に使える時間を手に入れたい」どちらを選択するかは、本人の働き方に対する価値観によります。
どちらが良いというわけではありません。
どんな働き方が自分に合っているのか?迷われている方は、キャリアコンサルタントとお話してみませんか?
どんな働き方が自分に合っているか、気づきが生まれるかもしれませんよ。
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