こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
転職回数の多い相談者に、転職数の多い人のイメージを尋ねたところ、
「ダメな人」「無能」「いい加減な人」「信頼がない」「次がない」「我慢が足りない」というネガティブな回答が多かったです。このように転職回数の多いことにネガティブなイメージをお持ちの方が多く、どうしても就活も前向きになれない感じの人がいます。
なぜ、転職回数が多いとネガティブに思うのかと尋ねたところ、就職試験の面接の際、面接官から
「なぜ、この会社を辞めたのですか?」
「どこも勤続年数が短いけれどもうちの会社で長く働く自信がありますか?」
という質問を問われた際、「やはり、私はダメなんだ」と瞬時に思ってしまい、自信を持って回答できないようです。
「転職を繰り返すよりも1つの会社に長く務めている人のほうが良い」という一般的な固定概念にとらわれて、転職の多い自分は「ダメだ」と思い、自動的に自信が無くなってしまうようです。
しかし、よく考えてみてください。
「1つの会社に長く就てめている人のほうが良い」という価値観のみを良しとしたら、これから、一生あなたは「良い」になれないのです。
キャリアコンサルティングで転職回数の多くて、次への一歩がなかなか踏み出せない相談者に伝えることは、
「転職をした事実は変えられません。しかし、その意味づけをどうするかは変えられます」
ということです。「嫌われる勇気」で知られる心理学者アドラーは、経験をこう捉えています。
「いかなる経験も、それ自体は成功の原因でも失敗の原因でもない。
われわれは自分の経験によるショック(いわゆるトラウマ)に苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。
自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである」と。つまり、過去の経験を現在、自分がどう意味づけるかによって、自らは決定されるのです。
例えば、短期間で辞めてしまった会社の経歴に引け目を感じるならば、こう考えてみたらいかがでしょうか。
短期間で会社を辞めたのは、自分の感情を最優先させ、これ以上、今の会社に勤めることはできなかった。
しかし、この経験で自分の感情をコントロールすることの必要性を学んだ。
その結果、新たな仕事に挑戦する意欲を持てるようになり、成長することが出来た。
など、過去の経験を現在に意味づけして将来につなげるのです。常に前向きで行動しろとは言いません。
過去の経験のトラウマにとらわれるのではなく、
過去の経験に意味づけを見つけ出すことで自らの目的を達成させるのです。ファイト!
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