カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
キャリアコンサルティングで経営者とお話をする機会があります。
どの経営者も業績向上、利益拡大を考えているのは、当たり前です。業績が落ち込んでいる経営者の中には「従業員の意識改革」が必要だとおっしゃる方がいらっしゃいます。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52157710/picture_pc_f0e2626b912067aefd99d17d70a562b0.jpg)
「従業員のモチベーション向上が必要ですね」と経営者にお伝えすると、
「従業員の意識改革が必要ですかね」といった具合です。
キャリアコンサルタントの役割として、従業員の仕事に対するモチベーション向上があります。一見、「モチベーション向上」するには「従業員の意識改革」が必要に思えますが「従業員の意識改革」すれば、「モチベーション向上」するわけではありません。
また、「従業員の意識改革」だけでは、業績は向上しないと思います。
なぜなら、「意識改革」は目に見えないからです。
測定ができないのです。
そして、人間は一晩寝ると忘れるのです。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52157732/picture_pc_76926817d8d0b290c6fcc3382d8f51dc.jpeg)
それでは、どうすればよいのでしょう?
その解決のヒントに、有名な法則で「SMARTの法則」があります。
「従業員の行動」を言語化、可視化するのです。
「SMARTの法則」とは、次の5つの英単語の頭文字を取ったものです。
・Specific(具体的である)
・Measurable(測定可能である)
・Agreed(納得している)
・Realistic(実現可能である)
・Timely(今やるべきことである)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52157963/picture_pc_7005d3aaa2d1ddadab2168cf31d7d0d2.jpg)
以上の5項目を基に従業員に紙に書いて目標を掲げ、「行動」に落とし込むのです。
ここで重要なことは、頭で考えるのではなく、紙に書くという行為です。
人間が頭で考えていても、可視化して言語化しなければ忘れてしまいます。紙に書くという、一見、単純な行為ですが、これは、ジャーナリングと言って自己認識するのに役立つと研究でも立証されています。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52157978/picture_pc_904f2a832fb63f7655f67f8d6ab3cdf9.jpg)
「意識」を改革するのではなく、「行動」を改革するのです。
そして、この紙に書いた目標を定期的に検証します。
有名なPDCAサイクルを常に回すのです。このことは組織でも個人でも同じです。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52157997/picture_pc_a0268fa87b10b273ec51d04834018ba1.jpg)
この「SMARTの法則」を取り入れて、定期的にキャリアコンサルティングをを行い、「行動変革」を行ったことで、業績が伸びてきた企業もあります。
もちろん、キャリアコンサルタントは従業員のモチベ―ション向上の「気づき」を与えます。
「意識改革」でなく「行動改革」をしてみませんか?
キャリアコンサルタントがお手伝いさせていただきます。
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![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52158083/picture_pc_b39704c1108b359396753d024d7d9227.png)
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