こんにちは。
キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
本日は、前回に引き続き、どうしたら「好きなこと」「やりたいこと」を仕事にしていけるかを考えてみたいと思います。
前回のブログで、もはや「優秀なホワイトカラー」を目指すこと自体、時代遅れだと思いますと述べました。
それでは、これからどのように「好きなこと」「やりたいこと」を仕事にしていけばよいかを考えてみたいと思います。
これからはIT、AI、コンピューターのシステム化が益々、進んでいきます。
IT、AI、コンピューターのシステムに無くて、人間にしか無いものは何でしょうか?
それは、「モチベーション」です。
IT、AI、コンピューターのシステムには、「これをやりたい」という動機がありません。
ですので、社会をどうしていきたいか、何を実現していきたいかという
モチベーションをしっかり持ち、考えを実装されていれば、システムを利用する側に立てます。もちろんこれは、各々の生き方の選択の問題なので、システムに選択を任せて生きていく方法もあります。
Uber Eatsや位置情報ゲームのPokemon Goのようにシステムの下請けとして働くことも一つの選択だと思います。
システムと共存しながらシステムを利用する側に立ちたいという方には、何かに対する強いモチベーションが必要だと思います。
このようにシステムを使用して専門性を活かして働く人材を
日本、世界から注目されているメディアアーティストの渋谷陽一氏は、
「クリエイティブ・クラス」と呼んでいます。そして、クリエイティブ・クラスになるためや、「好きなことを見つけなさい」「やりたいことを探しなさい」という漠然とした質問に対応するためには、以下の5つの問いに答えられるようになれば、価値があると渋谷氏は述べています。
【5つの問い】
・それによって誰が幸せになるのか?
・なぜいま、その問題なのか。なぜ先人たちはそれをできなかったのか?
・過去の何を受け継いでそのアイディアに到達したのか?
・どこに行けばそれが出来るのか?
・実現のためのスキルはほかの人が到達しにくいのか?
「働き方5.0」(小学館新書)渋谷陽一著より。
「好きなこと」「やりやいこと」を仕事にしている人たちにとっては、24時間、仕事をしていたり、考えていたいと思うのではないのでしょうかとこのブログのPart.1で述べました。
この人たちこそ、クリエイティブ・クラスと言えます。
この5つの問いに答えられる人は、クリエイティブ・クラスになれる可能性が高いです。
まさにクリエイティブ・クラスの人たちは「自由に使える時間を手に入れたい」人たちで、「ワーク・ライフ・バランス」という概念はなく「ワーク・アズ・ライフ」だと思います。
どんな小さな問題で良いので、自分の興味の持った分野で専門性を高め問題解決を追求していくことがクリエイティブ・クラスになるには重要です。
もちろん、「時間を切り売りにしてお金を稼ぎたい」とう仕事を選ぶ人、つまり、人生は「お金を稼ぐ時間」と「休む時間」に分けることに価値観を見出す人もいるでしょう。
この「ワーク・ライフ・バランス」を重要視していく働き方も良いと思います。
どちらを選ぶかという、その選択は、その人の価値観によります。
人生100年時代と言われる現代、現役で働けれる年齢は70歳くらいまででしょう。
やはり、働く上で、モチベーションは重要です
これまでの自分のキャリアを振り返りし、自己理解を深め興味のある専門的知識を追求してみるのも長い人生を考えるうえで重要だと思います。
また、仕事理解も深め5の問いに答えられるようにしたいですね。
「好きなこと」「やりたいこと」をこの5つの問いを考えて探してみることで、仕方なく仕事をしているとういう気持ちは低減し、モチベーションを維持できると思います。
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