こんにちは。
愛知労働局・訓練受講希望者等に対するジョブ・カード作成支援推進事業責任者・ キャリアコンサルタントの佐渡治彦です。
専門実践教育訓練には多くの分野がありますが、今回は私のキャリアコンサルティング経験の中で、有効的で良い選択をしたと思う相談者様のケースを挙げさせていただきます。
その方は、40歳位の男性です。
大学時代は機械工学を専攻しておられ、卒業後、希望の工作機械メーカーに入社してエンジニアとして10年位頑張られていました。
しかし、残業、土日出勤等が重なりプライベートに時間がもてない、 もともと人と接ることが好きで機械に向き合うことに性が合わないと悩んでいるときに、知人から保険営業の誘いを受けました。
お給料も良く時間も自由に使えることに魅力を感じ、転職を決意しました。
しかし、現実はそんなに甘くはなかったです。
営業経験の無いうえ、厳しい営業目標、新規開拓のノルマと思うように成績が伸びず、1年も持たずやる気を失い退職しました。
そんな落ち込んでいる時、医療関係で働いている知人から「臨床工学技士」という資格を教えてもらいました。
【Point】
臨床工学技士とは、医師・看護師等とチームを組むメディカルスタッフの一職種であり、現在の医療に不可欠な医療機器のスペシャリストです。
今後益々増大する医療機器の安全確保と有効性維持の担い手としてチーム医療に貢献しています。
彼はこの資格を知った時「これだ!」と思ったそうです。
医療機器は工作機械メーカーのエンジニア時代扱った経験もあり、これまでの経験・知識を活かせる強みがある。医師、看護師のサポート役として医療に貢献できるやりがいもある。また、医療機器メーカーに就職すれば営業サポートという道も開かれている。
機械だけでなく顧客と接することができる。
彼は、迷うことなく専門実践教育訓練の臨床工学技士コースに申し込みました。
もちろんこれまでの経験、知識だけで資格取得できるわけではありません。専門学校で医療、最新の機器の勉強など多くを学ばなければ資格取得はできません。しかし、彼にはやる気に満ち溢れていました。
長い職業人生の中で、誰もにでもキャリアに大小含めた何回かの「転機」が訪れます。
これら「転機」をいかにチャンスと捉え、自分の将来のキャリアに活かしていく選択が出来ることが重要です。
彼の場合、大学で機械工学を専攻し希望の工作機械メーカーでエンジニアとして順調にキャリアを積んできました。
しかし、プライベートの時間が取れない、仕事のやりがいに疑問を持ち、経験したことの無い保険営業に転職しました。
そこで、現実の厳しさを身を持って経験しました。彼にはいくつかの転機が重なりました。
彼はそれら転機をチャンスに転換したのです。
厳しい現実を体験し、彼は落ち込みましたが臨床工学技士という新たなチャンスの道を見つけました。
今、自分も転機なのかな?と思っている皆さん、選択に迷われている皆さん、一度、キャリアコンサルティングを受けてみませんか。
一人で悩んでいるのではなくキャリアコンサルタントと会話をしているうちに、新たなチャンスの気づきが、きっと思い浮かびますよ。少しだけ勇気を出して、はじめの一歩を踏み出してみましょう。
物は試しです。費用も掛かりません。
思っていることを人に話すだけで、気づくことは確かにありますよ。まずは、お気軽にお問い合わせください。
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