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わかりません、記憶にありません・・・

こんにちは。キャリアコンサルタント佐渡治彦です、

今日は、10年間、引きこもりをしていた相談者様のお話です。

ジョブ・カードくん9

その方は、大学を卒業後、10年間、就職もアルバイトもせず一人でアパートに引きこもっていました。アパートの家賃、生活費はご両親が出してくれたそうです。毎日、家でゲームをしたりテレビを見ていて、外出するのは食事の買い出しくらいだったそうです。

10年間、特に働かなければならないとか働きたいという気持ちも起きなかったそうです。ご両親も仕事について何も言わなかったそうです。しかし、10年経って、仕事をしなければならないという気持ちを持つようになり、キャリアコンサルティングを受けに来られました。

ジョブ・カード2

その方に「これまで興味のあったことは何ですか?」の問いをしましたが、最初は、無表情で「何もないです」「わかりません」と答えるばかりで、私もどうやってコミュニケーションを取ればよいのか、戸惑いました。

画像6

そこでまず、ジョブ・カードを書いてもらうことにしました。「職務経歴シート」は書けません。ましてや「キャリアプランシート」は何を書いて良いのかわからない状態でした。しかし、「免許・資格シート」「学習歴・訓練歴シート」は、記憶をたどりながら何とか書けました。

すると、その方は大学時代に「図書館司書」の資格を取得したことを思い出しました。

「図書館司書は、なぜ取ろうとしたの?」という質問には「記憶にありません」でした。しかし、「本が好きだったの?好きな作家、作品はある?」という質問に対し、その方は、ハッとした表情で「そういえば、大学時代に民俗学の柳田國男全集を読破しました」と答えました。すると「本に関わる仕事をしてみたいです」と初めて自分から返答をしました。

ジョブ・カードくん8

私には、なぜ本に関わる仕事をしたいかという具体的な理由は言いませんでしたが、柳田國男全集を読破した時のことを思い出し、心の中に「気づき」が生まれて、本に関わる仕事に就いてみたいという気持ちが芽生えたのでしょう。その方の表情は、最初の無表情とは明らかに変わっていました。10年間の眠りから覚めたような感じでした。

私はキャリアコンサルティング後に、まずは本屋さんのアルバイトの求人を探すようにアドバイスをしました。そして、履歴書の書き方、面接対策をアドバイスしました。その後、その方は直ぐに求人票を検索しに行きました。

ジョブ・カード4

今回のケースは、少し極端な例かもしれませんが、現在、やる気をなくして一人でお悩みの方、どんな仕事についたら良いのか選択に悩まれている方は、是非、一度、キャリアコンサルティングを受けみて下さい。

キャリコンサルタントとお話をするだけで、「気づき」がうまれ「次への一歩」を踏み出せますよ。
まずは行動です

ハローワークさんでお待ちしております。

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「ジョブ・カード制度総合サイト」https://jobcard.mhlw.go.jp/
「ジョブ・カード作成支援予約サイト」http://jobcard.work/

【愛知労働局】https://jsite.mhlw.go.jp/aichi-roudoukyoku/home.html

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出典:愛知労働局・訓練受講希望者等に対するジョブ・カード作成支援推進事業     
キャリコン相談室 AICHI(キャリアコンサルティング ジョブ・カード 愛知)

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