こんにちは。
一般社団法人カリエーレ・コムサ、
キャリアコンサルタントの佐渡治彦です。
今年最後の。ブログとなります。
1年間、読んでいただき、誠にありがとうございます。
さて、最近は、AI技術の進化により、履歴書や職務経歴書の作成が格段に効率化され、質の高い応募書類を誰でも簡単に作れるようになりました。
特に、言葉選びや構成、業界ごとの最適化など、AIは人間では気づきにくいポイントまでカバーしてくれます。
その結果、「書類選考は通るけれど、面接で落ちてしまう」というケースが増えてきました。
この現象の背景には、AIが作成した書類と、実際の応募者本人との間に生じる“ギャップ”があります。
企業の採用担当者からは、「書類では素晴らしい経歴だったのに、面接で話を聞くと印象がまったく違った」「話に具体性がなく、信頼感が持てなかった」といった興ざめしてしまったという声も聞かれます。
では、このようなギャップをどう埋め、面接で自分らしさをしっかり伝えるにはどうすればよいのでしょうか?
キャリアコンサルタントの視点から、具体的な対策を紹介します。

1. AIが作成した書類の内容を「自分の言葉」で語れるようにする
まず大前提として、AIが作成した履歴書や職務経歴書の内容を、自分自身がしっかり理解しておく必要があります。
AIは過去のデータや成功事例をもとに、魅力的な表現をしてくれますが、それが自分の実体験と一致していなければ、面接でうまく説明できません。
例えば、「プロジェクトマネジメント経験あり」と書かれていても、実際にはチームの一員として関わっただけで、マネジメントの経験が浅い場合、面接官からの深掘り質問に答えられず、信頼を損ねてしまう可能性があります。
対策: 書類に書かれた内容を一つひとつ確認し、それにまつわる具体的なエピソードや成果を自分の言葉で語れるように準備しましょう。
STAR法(Situation, Task, Action, Result)を使って整理すると、説得力のある説明ができます。
2. 「盛りすぎ」には注意!リアルな自分を伝える勇気を持つ
AIは、実績やスキルを魅力的に見せるために、やや誇張した表現を使うことがあります。
しかし、面接ではその内容が事実かどうかを見極めるために、具体的な質問が飛んできます。
そこで答えに詰まったり、曖昧な返答をしてしまうと、「この人は信用できない」と判断されてしまうことも。
対策: 書類の内容が自分の実力や経験に見合っているかを冷静に見直しましょう。
必要であれば、AIが作成した文章を自分の言葉に書き換えることも大切です。
面接では「できること」だけでなく、「できなかったこと」や「学びの過程」も正直に伝えることで、誠実さが伝わります。
3. 模擬面接で「ギャップ」をチェックする
自分では気づかないギャップも、第三者に見てもらうことで明らかになることがあります。
キャリアコンサルタントや信頼できる友人に模擬面接をお願いし、書類と話の内容にズレがないかを確認してもらいましょう。
対策: 模擬面接では、書類に書かれた内容をもとに質問してもらい、それに対して自分がどう答えるかを練習します。
特に、職務経歴書に記載した成果やスキルについては、数字や具体例を交えて説明できるようにしておくと安心です。
4. AIは「補助ツール」として活用する意識を持つ
AIは非常に便利なツールですが、あくまで「補助」であり、主役はあくまで自分自身です。
AIに任せきりにするのではなく、自分のキャリアや価値観をしっかりと見つめ直し、それをどう伝えるかを考えることが、面接成功のカギとなります。
対策: 書類作成の段階から、自分の強みや価値観を整理しておきましょう。AIに任せる前に、自分のキャリアの棚卸しを行い、どんな仕事にやりがいを感じたか、どんな困難を乗り越えてきたかを振り返ることが大切です。

まとめ:AIと「自分らしさ」のバランスが面接突破のカギ!
AIによって書類選考のハードルは下がりましたが、面接では「人間らしさ」や「誠実さ」がより重視されるようになっています。
だからこそ、AIが作成した書類を鵜呑みにせず、自分の言葉で語れるように準備することが必要です。
キャリアコンサルタントとしては、AIを上手に活用しながらも、
自分自身のストーリーをしっかりと語れるようになることを強くおすすめします。
面接は、あなたという人間を知ってもらう大切な場。AIの力と自分の力をバランスよく使って、次のステップへ進んでいきましょう!
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