こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、
キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
昨今、「リスキリング」という言葉が、キーワードになっています。
一言で言いますと、「学び直し」です。
これまで学んでこなかった分野を新たに勉強して、これから新しい仕事に活かすように「学び直す」のです。
「学び直し」は、これまでも言われてきましたが、今、話題になる「リスキリング」は、今、行っている仕事のためでなく、これから行う仕事に役立つスキルを学び直すことに違いがあります。
岸田内閣も「人への投資」に5年で1兆円の予算を取り、リスキニングにも力を入れています。
昨年、人材開発支援助成金の事業展開等リスニング支援コースを創設しました。IT、DX推進の人財育成に、企業は活用できます。
【事業展開等リスニング支援コースについて】https://www.internetacademy
.co.jp/itlab/column-training/
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ただ、私の周りのリスキニングに対する評判は、いささか冷ややかです。
「今さら、勉強なんて、ありえないよ」
「次にどんな仕事があるのか教えてくれ」などなどのお声をお聞きします。
特に50歳を過ぎて、役職定年の世代には、
「定年が近いのに、なんで勉強しなければならないのか?」というご意見もあります。
確かに、その通りだと感じます。
30代~40代前半のまだまだ、これから企業でバリバリ働く意欲のある人は、リスキニングにも興味を持つかもしれません。
しかし、定年間近で、家のローンも終わり、子供も成長して一段落した世代には、なんで今さら「学び直し」と思うでしょう。
だた、現在は、人生100年時代と言われています。定年後もまだ、20年は働こうと思えば、働けます。起業だって、やろうと思えばできますよ。
まだまだ、定年後も社会に役に立ちたいと思う方々には、ITやDXなどこれから必要になる分野で、出来そうなことを身につけて、新しい仕事に就きたいですよね。
「リスキリング」は、何も、一からプログラミングを身につけなさいという意味ではありません。
例えば、Excelの表計算を覚えて、資料を作れるようになった。
動画ソフトをいじってみたら、YouTubeの編集ができるようになったでいいんです。
そこから、新しい分野に挑戦できます。
副業でもいいでしょう。
また、これまでの経験、ネットワークを活かして起業のチャンスも生まれてくるかもしれません。
新たな学びで新たな仕事ができるように自ら行動することに意義があると思います。
初めから、力を入れて「学び直しの勉強をしよう」と思っても、ほとんどの人が、長続きはしないでしょう。
何か面白そうだな、興味が持てそうな分野があったら、ネットで調べてみたり、人の話を聞いてみましょう。
ひょっとしたら、もう少し勉強してみようかなと思うかもしれません。
軽い気持ちでリスキニングしてみではいかがでしょうか!
佐渡治彦 – Wikipedia ja.wikipedia.org
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