カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
良く口癖で「でも、○○だからできないですよね」などと、
「でも」を使う相談者が見受けられれます。「でも」は「私の実力ではかないません」と一見、謙遜しているようですが、言われたことを行動する前に、暗に可能性を否定してしまう自己主張だと思います。
私の周りで仕事がうまくいっている企業の経営者、会社員と話をすると、このように「でも」など、最初から否定する言葉を発する人はあまり見かけません。
「でも」と言ってしまうと、可能性を否定して、行動する前に出来ないことの理由を探しているように消極的に捉えられます。
逆に、慎重さがあるとも捉えられますが、その場合は、一旦、肯定してから、次にできる可能性を探してる言い方の方が印象が良いと思います。
例えば、
私:
「CAD設計の経験ありますよね。この住宅会社のCAD設計に応募してみませんか?」
相談者
A:「CAD設計の経験はあります。でも、私は工業部品のCAD設計でしたから、難しいです。」
B:「そうですね。私は工業部品のCAD設計でしたが、そのスキルが住宅のCAD設計にも活かせるかもしれません。」AとBどちらが好印象でしょうか?
Bの回答の方が、前向きな感じがしますよね。
最初から「でも」と言ってしまうと行動する前に可能性を閉じてしまいます。
例え、出来そうもない、難しいかなと心の中で思っても、発する言葉では、前向きな表現をした方が良いと思います。なぜなら、人間の脳は、言語化したことを実現しようと取り組むよう行動を仕向けていくと言われているからです。
最初から、「でも」で可能性を否定してしまうのは、もったいないですよ。
「でも」禁止にしましょう!
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