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パブリック(公)の視点の必要性

こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

拙著『「キャリアコンサルタント」で自立する方法 国も推奨!今、最も注目の国家資格』にでも述べましたが、「日本のキャリアコンサルタントの父」と言われる木村周氏は「キャリアコンサルタントは、支援者として官民を超えてパブリック(公)の精神と行動をとりたい。」と唱えています。

キャリアコンサルタント資格を取得した10年前の私は、「例えば、民間企業の人材紹介会社であったら、自社とクライアントの企業の利益を優先するので、このパブリック(公)の視点は、民間会社には当てはまらないのでは?」と素朴な疑問を持っていました。

その素朴な疑問を生前の木村氏に質問したことがあります。

その答えは、「民間会社の人材紹介会社もハローワークのキャリアコンサルタントと同じようにパブリック(公)の視点をもつべきだ。」という回答でした。

なぜなら、一般に民間企業には、セーフティネットとしての官民を超えたCSR(社会的責任)があるからです。

実際に、そのCSR(社会的責任)の制度を実践として展開していくかは、パブリック(公)の視点で、現場で働く人を支援するキャリアコンサルタントが、個人と組織の真ん中に立って活動していく役割があるのです。

つまり、民間企業の利益を超越したパブリック(公)の利益を考えながら、民間企業のキャリアコンサルタントも行動することが重要であるという意味です。

木村氏からのそのような回答をいただいた当時、民間企業の利益を超越したパブリック(公)の利益という意味が良く理解できませんでした。

民間企業の人材紹介会社のキャリアコンサルタントは自社とクライアント企業、相談者の利益のみ考えていればよいのではないかという視点でいたからです。

しかし、よくよく考えてみると、民間企業もCSR(社会的責任)があるのですから、社会に貢献してこそ民間企業の存在価値があるわけです。

その意味で、キャリアコンサルタントは企業と相談者の真ん中に立って、パブリック(公)の視点で活動していくことが重要と考えるようになりました。

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コロナ禍でエッセンシャルワーカーが注目を浴びています。
まさに、パブリック(公)に視点で働いていらっしゃる方々です。
民間企業もパブリック(公)の視点で活動していますよね。

これからの時代、キャリアコンサルタントのみならず社会人は、は企業に属してると言う前に、社会に属しているというパブリック(公)の視点が、ますます、重要になると考えます。

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