こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
「これまでの技術は、今では役に立たない。最新の技術を学ばないと現代の仕事はできない。」
定年後、セカンドキャリアを考えているクライアントがおっしゃった言葉です。クライアントは、大学で工学を専攻し大手電機メーカーで、部長、海外プロジェクト責任者と重責を務められたエンジニアです。
「これまでの経験、知識を活かして、CO2削減、ビックデータの解析をして、セカンドキャリアを環境問題に携わり社会に貢献していきたい」
と言われます。これまでの実績は誰が見てもエンジニアとして申し分ないキャリアです。
定年後も環境問題に関心を持ち、セカンドキャリアを充実したものにしたいという意欲が伝わってきました。
また、過去の時代の技術は時代遅れとおっしゃられ、若い人に交じってプログラミングなどの実務的な技術を学ばれています。
私は、これまでハイレベルなエンジニアのキャリアを誇ろうともせず、定年後も、現在の社会問題に対峙し、最新の技術を20代、30代の若い人達一緒に意欲的に学んでいるお話を聞いて、ただただ、敬服するばかりでした。
現代は「人生100年時代」と言われます。
定年後と言っても、まだまだ、元気で働けます。今回のエンジニアのようにセカンドキャリアを充実させようとする姿を見て、私自身、勇気をもらいました。
そして、今、56歳である自分はもう若くないので、ほどほどに生きようと思っていたことに恥ずかしさを感じました。日本社会には年を取ったら仕事に口出しをせず、おとなしくしておきなさいといった風潮も感じられます。
しかし、ベテランがこれまでに仕事で得た経験、知識などは、経験の浅い若い人たちが気づかなかいことをアドバス出来ることもあると思います。
今回のエンジニアのように経験、知識も豊富で現在の技術もキャッチアップする向上心のあるベテランには、企業も顧問、アドバイザーなご意見番のポジションを用意して、社会貢献してもらう必要があると感じました。
セカンドキャリアがんばってください。
応援しています!!
この記事へのコメントはありません。