こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
キャリアコンサルティングをしていると「したいことが分からない」という消極的な思いのある方がいる一方で「あれもしたい、これもしてもしてみたい」という積極的というか、好奇心旺盛な思いをお持ちのクライアントがいらっしゃいます。
例えば、教職資格を活かして先生や講師をしたい一方で、デザイン資格を活かしてデザインの仕事がしてみたいといった内容です。
得てして、このような傾向のクライアントは、多くの資格を取得している方い感じがします。
資格取得したということは、勉強もして知識を習得しているし、試験に合格しているので立派な証明になると思います。
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ただ、もう一つ、見受けられる傾向として取得した資格を活かした仕事の経験が無い、もしくは、経験が浅いという方が多く、仕事が長続きしていない方が多い感じがします。
良いように捉えると何にでも興味を持ち好奇心旺盛で、学習能力も高いと考えられます。
一方、厳しいようですが、悪いように捉えると、宝の持ち腐れ、こらえ性が無い、中途半端とも受け取られます。
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このような「あれもしたい、これもしてもしてみたい」というクライアントには、もう一度、自己理解、仕事理解を促します。
「本当に自分がしたいことは何か?」「その仕事をすることは自分の価値観に合っているのか?」などをジョブ・カードに書いてもらいもう一度、これまでのキャリアの棚卸をしてもらうのです。
そして、キャリアコンサルティングで自分の思い、考えを言語化してもらいます。その上で、「あれもしたい、これもしてもしてみたい」というクライアントには、実社会で一つの仕事に就いてみて、深堀して欲しいと私はアドバイスしています。
一言で言うと、資格を活かして実社会での実績を作ることです。
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仕事と趣味は違います。
資格をいくら取得しても実社会での仕事で活かされていなければ、それは、単なる自己満足で、いわば、趣味の世界です。
資格取得して満足しているのならば、それはそれでよいと思います。しかし、資格を仕事に活かしたいのであれば、やはり、最初は一つの仕事を絞り深堀して、この分野ならば何を聞かれても答えられるようにしてこそプロフェショナルだと思います。
その行動をして、実績を築かなければ、いくつ資格取得しても、いつまで経っても「あれもしたい、これもしてもしてみたい」のままの状態でしょう。
ひとつの仕事を身に着ければ自信もつき、周りの評価も変わります。
また、次へのステージへの展開ができると思います。「あれもしたい、これもしてもしてみたい」という方は、まずは、実社会でひとつの分野で実績を作ることをおススメします。
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