こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
キャリアコンサルティングをしていると、相談者が親の意見に縛られていると思われて、次への一歩が踏み出せない人に出くわします。
30代前後の立派な社会人なのに、転職に関して、自分のやりたいことがあっても、お父さん、お母さんに相談したら「お前には無理だ!」と言われて行動に移れなくて悩んでいる人たちです。
現代は、大学の進路相談や会社の入社式にも親が参加する時代なので、成人になっても親離れしていない人がいるような気がします。
もちろん、自分を育ててくれた両親が自分のことを世の中で一番理解している人であることは、間違いないでしょう。
しかし、自分のしたいこと、現実にしている仕事のことまで全部、親が把握しているでしょうか?
そもそも自分の将来を親の考えに任せてよいのでしょうか?
自分の将来の選択は自分で決めた方が、後悔をしないのではないでしょうか。将来、人生の後半に差し掛かった時、若いころ、親が許してくれなかったから自分のしたいことができなかったと、後悔をするのはいかがなものかと思います。
例え、やりたいことに挑戦して、上手くいかなかったとしても、自分で選択した道なので納得できると思います。
自分のしたいことができなかったことを親のせいにするような、責任転嫁する思いはしたくないですよね。
「嫌われる勇気」で有名な心理学者、アドラーは言っています。
「家族を含め自分以外は他人だ。
家族を自分と同一視していて、離れることはない存在だと思っているのは、あなたが家族に依存しているからです」と。つまり、いくつになっても、親の意見を自分の進路の選択肢の決定要件にしていることは、親に依存しているのです。
自分の選択肢は自分で決めた方が、後悔しないと思いますよ。
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