こんにちは。
「ジョブ・カード作成支援事業(愛知労働局様受託事業)」
キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
キャリアコンサルテイングをしていると、クライアントから転職の面接試験対策をして欲しいというリクエストがあります。
先日も、転職の面接対策をしたのですが、少し気になった点を今日はご紹介しますね。
クライアントは事務職からWEB制作編集を希望している女性です。
「なぜ、WEB制作編集をしたいのですか?」という志望動機を聞きました。
すると彼女は、
「事務職はイヤだから、WEB制作編集をしたいです。」と返答しました。素直で嘘偽りのないご回答だと思います。
でも、ちょっと待ってください。
仕事って、自分のしたいことばかりでないですよね。
自分の不得意なこともやらなければならないのが、仕事です。
誰も、スーパーマンでないので、全ての分野が完璧にできる人は、
そういないでしょう。
だから、会社では、皆が協力し合いながら仕事をします。
彼女は、長年、事務職をしてきました。
業務の中で、少しWEB作成をすることもあったそうです。お話をお聞きしていると、自分には事務職よりもWEB作成編集の仕事が向いていると感じたようです。
それは、それで自分の適性に気づいたので、すばらしいことだと思います。
転職の面接試験の時、特にキャリアチェンジ(職種を変える)をする際は、その理由、志望動機を聞かれることが多いと思います。
その際、「今の仕事がイヤだから、この仕事をしたい」のような回答は、おススメしません。
なぜなら、先ほど述べたようにお仕事は自分の不得意な分野もやらねばならないので、仮に、希望の職種に就いたとしても、仕事でイヤなことがあったら、仕事をやらなくなると面接官にマイナスの印象と受け取らねかねないからです。
彼女には、
「WEB制作編集の仕事をしてみて、自分に向いていたことをもっと深掘りしたほうが良いアドバイスしました。
そして、前の会社で具体的にどんなやりがいを感じ、どんな成果を出したのか?、受験する会社でどう貢献できるかを言えるようにしましょう」とも付け加えました。
面接の回答をするうえで、「自己理解」「仕事理解」は不可欠です。
自分で、面接の回答でどう答えていいのか?お悩みがあったら、
キャリアコンサルタントに相談してみましょう!きっと、自分の気がつかなかった考え方が見つかりますよ!
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