こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
以前、ブログで「上司の言われたことだけやればいい!?【人生100年時代・サラリーマンの選択】」を書きました。
https://note.com/haru07060715/n/n9136e38f872d
彼は50代半ばで、大卒で30年以上一部上場会社で勤めていましたが、
4月の人事で課長職を解かれ、工場勤務の総務部の一般職を言い渡されました。
その後、話をしました。
管理職の責任の重圧もなく、淡々と与えられて仕事をこなしているようです。
彼は、人事の経験もあるので「キャリアコンサルタント資格を目指してみてはどう?」と勧めてみました。
しかし、「今更、資格取得のために勉強をする気にならないよ」と一蹴されました。人事の経験を生かしてキャリアコンサルタントとして、まだまだ、前向きな仕事ができると思ったので、彼に勧めたのですが、本人は興味を示しませんでした。
彼は、子供も大学生、社会人となり手もかからないうえ、奥さんも正社員で働いていて、家のローンも返済しているので経済的には余裕があります。
キャリアコンサルタントを目指さないことは、興味がなければそれはそれで良いことです。 ただ、人生100年時代と言われる現代、彼はまだ、20年は働けます。
現在も健康で、まだまだ、元気に働ける感じがするので、もったいないなぁと思いました。
もちろん、定年まであと10年、一般社員としてそつなく仕事をこなしていき、趣味や自分のしたい娯楽などに時間を費やす生き方もアリだと思います。
一方、私の知り合いには、50代でキャリアコンサルタント資格を取得して、
定年後、自ら活動して大学や企業のキャリアコンサルティングをしている
元気な60代を知っています。その方の行動を見ていると、生き生きとして輝いていますし、新しいことに挑戦していて、私も見倣わなければならないと思うことがあります。
もちろん人生の選択はその人が決定します。
一日でも早く仕事を辞めて、趣味や遊んで暮らしたい。
一日でも長く生涯現役で働きたい。
地域活動やボランティアをしたい。
定年後は夫婦で世界一周旅行をしたい。
家族で過ごしたい。
などなど、各々希望が違います。
私は幸か不幸かキャリアコンサルタントに関わる仕事をしているのは、
苦にならないので、仕事が趣味かよくわかりません。
苦にならないことをしてお金がもらえるので、幸せだと思っています。以前、「定年後は、会社員の時には、なかなか出来なかった大好きなパチンコを好きなだけしたい」というクライアントがいました。
しかし、定年の半年後、会って話をしてみると「3か月毎日、パチンコをしたら、もう飽きた。何か仕事をして社会と接していたい」と言っていました。
現在、40代、50代の会社員はセカンドキャリアを考える世代だと思います。
心理学者・精神医学者・ユングは人生のライフサイクルで40歳を正午とし、
中年期は「人生の午後」と言っています。
「人生の午後」は「人生の午前で達成できなかった課題に取り組み、自己を見つめ直してより新たな自己を創造する期間である」とも言っています。さぁ、40代、50代のみなさん、どのような人生の選択をしますか?
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