こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
現在、コロナワクチンを早く、接種させるために各自治体で、
医師の確保が急がれています。医師不足の地方では、医師の争奪戦が繰り広げられています。
医師不足の北海道釧路市では日給17万円で医師を募集しています。
この費用のほとんどは、国は負担するそうです。
国としては、東京オリ・パラが近づいている中、
早く、ワクチンを国民に接種することで、少しでも安心につなげたいという考えがあります。医師不足の自治体では、国の方針もあり医師の確保に懸命です。
現在、医師不足の自治体にどれだけの医師がエントリーしているのかは分かりませんが、志の高い医師の中には、こうした自治体に志願する人もいるのでしょう。
また、日給17万円に魅かれる医師もいるのかもしれません。
動機がどうあれ、困っている自治体の役に立つのであれば、
そのような行動に移す医師はすばらしいと思います。
医師のキャリアコンサルティングはしたことが無いのですが
(そもそも私が医師にキャリアコンサルティング出来ると思っていませんが)、もし、このような都会と地方の医師不足の格差に疑問を持ち、
都会で医師を続けるのか、地方で医師をやってみようかと葛藤に悩む医師のキャリコンサルティングをしたとしたら、どう助言するだろうか?
と思いました。そんな時に思い出したのが、社会正義のキャリアコンサルティングの実践の中にある、アドボカシーです。
クライアントの代弁者として、個人のキャリアに弊害をもたらす外的問題に 環境介入し変革を促す行動です。
環境介入とは、行政、企業、学校などの組織に介入する意味です。
きっと、前述のような医師のキャリアコンサルティングを受けたならば、
個人のキャリアコンサルティングはもちろんしますが、
都会と地方での医師不足の格差の問題解消に向けて、行政、病院などに働きかけをすることも社会正義のキャリアコンサルタントの役割ではないかと考えました。もっとも、社会正義のキャリアコンサルティングは、社会的に立場の弱い人、周縁的な人たちを支援することが原点ですので、医師には当てはまらないと思いますが、ひとつの考え方として捉えてくださいね。
こんな大テーマは、簡単に解決するとは思いませんが、ふと、妄想をしてしまいました。
参考文献:「社会正義のキャリア支援」図書文化社・下村英雄著
◆『「キャリアコンサルタント」で自立する方法 国も推奨!今、最も注目の国家資格』(合同フォレスト)
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