こんにちは。
「ジョブ・カード作成支援事業」
キャリアコンサルタントの佐渡治彦です。
ジョブ・カードのキャリア・プランシート書き方の第5回目、最終回です。
今回は、【その他】(以上から、自己PRやキャリアコンサルティングで相談したいことなどを自由記入)についてワンポイントアドバイスします。
この項は、特に説明する必要はないと思いますが、前の4項目の設問を記入してみて、その他にキャリアコンサルタントに相談したい事柄あれば記入してくださいね。
こんなご相談者がいらっしゃいました。
介護福祉士を目指されている方ですが、10年間介護福祉業界に従事されてきましたが、これまで資格を取得していませんでした。
現在、求職中でしたので
「資格を持っていた方が就職に有利だから、訓練を受講したい。
こんな打算的な志望理由で良いのでしょうか?」
という質問です。
良いと思います。アリです。
極端なことを言えば、動機はさほど重要ではないと思います。
介護福祉士資格取得者がいれば介護施設は、国から処遇改善手当も支給されます。施設としても資格取得者を雇いたいと考えるのも当然です。
求職者としては、国家資格は自分を売り込む「武器」になります。
これから、学ぼうとする意欲、資格取得して介護職を全うに従事する姿勢、実行力があればトライしてみましょう。
何を言っていいかわからない人は、ジョブ・カードを作成してみてから、
キャリアコンサルタントに相談してみましょう。必ず、気づきが生まれますよ。
このことは全ての国家資格の講座に言えますよね。
一方、こんな相談者もいらっしゃいました。
「介護福祉士を取得して、うちのおじいちゃんの介護に役立てたい」
う~ん。これはアウト!
この訓練の財源を考えてみてください。
財源は雇用保険という私たちが支払っている公金(パブリックマネー)です。
みなさんは、国の支援を受けて訓練を受けるということを忘れないで下さいね。
うちのおじいちゃんも国民なので介護したいという気持ちはわかりますが、
あくまで基本は、この訓練を受けて国家資格取得をして学んだ知識、経験を社会のために活かしてもらうために国は支援しているのです。
私事のためだけでこの訓練を受けようという考え方は、マズイですよね。
国家資格取得した結果的に、うちのおじいちゃんの介護に役立ったというなら、良いかもしれませんよ。
最初から、うちのおじいちゃんの介護のために受講したいという志望理由は、もう一度、考え直した方がいいですよね。
何かキャリアコンサルタントに聞いてみたいことがあれば、ご遠慮なくお聞きくださいね。
キャリアコンサルタントは、みなさんのサポーターです。
応援しています!!
ジョブ・カードについては、下記、URLをご確認くださいね。
【ジョブ・カード制度総合サイト】 https://jobcard.mhlw.go.jp/
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