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アメリカで社会正義のキャリア支援の第一人者【ブルースティン】

こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

前回まで、社会正義のキャリア支援のパイニア、トニー・ワッツについて、書いてきましたが、今回からは、現在、アメリカで社会正義のキャリア支援の第一人者と言われるブルースティンについて述べます。

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ブルースティンは、従来のキャリアコンサルティングはスーパーのキャリア発達理論に代表されるように「アメリカ白人男性ホワイトカラー」を中心に行われてきたのではないかという批判から発展しました。

ブルースティンの最も有名な研究は「忘れられた半分の声」があります。

この研究は,労働者階級や貧困層に対するキャリアコンサルティンに目を向けようとするものです。

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従来のキャリア支援の研究は、結果的に社会階層の問題は無いかのように扱われてきました。

しかし、ブルースティンは、現実は、学校から職業への移行で最も重要な要因は社会階層と唱えています。

この社会階層、つまり、労働者階級、貧困層の社会階層は、これまで、
「忘れられた半分」であったと述べています。

そして、彼らの視点から職業選択やキャリアを理解するという問題意識をも持ってキャリアコンサルティングを行うことが重要と「忘れられた半分」のキャリア研究で論じています。

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今、アメリカはバイデン大統領に変わりました。
アメリカでは社会の分断が問題となっています。
また、日本でもコロナの影響で雇用問題が顕在化し格差問題に拍車がかかると思われます。

このような時代だからこそ、ブルースティンの唱える「忘れられた半分」を意識したキャリアコンサルティングがキャリアコンサルタントに求められると思います。

次回のブログもブルースティンの考え方について書きます。

参考文献:「社会正義のキャリア支援」図書文化社・下村英雄著

「キャリアコンサルタントで自立する方法」

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