カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
東洋経済ONLINEの6月13日の記事で
『外食で「閉店ラッシュ」、迫る経営破綻の危機』のタイトルがありました。
以下、抜粋です。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛を受け、外食業界は大打撃を受けた。緊急事態宣言は5月25日に全都道府県で解除されたものの、客足の戻りは緩やかなままだ。逆風が吹きつける中、外食業界では過去に例がないほどの閉店ラッシュが起きている。
国内に487店舗(5月末時点)を展開する居酒屋チェーンのワタミは、「三代目鳥メロ」や「ミライザカ」を中心に2020年内に約65店舗を閉店する方針だ。一時休業の影響により、ワタミの国内外食事業における既存店売上高は、4月は前年同月比で92.5%減、5月も同92.8%減と10分の1以下に落ち込んだ。
ファミレスや天丼チェーンも閉店に
同社の渡邉美樹会長兼CEOは6月11日に行われた新業態説明会の際、「コロナ後はワタミの居酒屋業態の売り上げは減少する見通しだが、5月にオープンした焼き肉の新業態やテイクアウト、デリバリー、宅食事業が成長して補う」と話した。
同様にコロナ影響を受けているファミリーレストランなど761店舗(3月末時点)を運営するロイヤルホールディングスは、天丼チェーンの「天丼てんや」など不採算の約70店舗を2021年12月までに閉店する。
九州を地盤とするファミリーレストランチェーンのジョイフルも、直営店の3割にあたる約200店を7月以降に閉店していく。
店舗営業時間の見直しに着手するチェーンも多い。
この記事からも分かるように、今後、コロナの影響で飲食サービス業は倒産する企業が出てくる可能性が高いです。
「この先は倒産が増えるだけでなく、これから企業の統廃合が加速するかもしれない」と記事は指摘しています。
当然、雇用にも影響が出てきます。
リーマンショックの時は、製造業からの雇用の受け皿に、飲食サービス業がなっていました。
しかし、今回のコロナショックでは、それは期待できません。
デリバリー、テイクアウトなどの新形態の事業展開がどこまで浸透するか不透明です。
今、私が従事している公共職業訓練を受講する相談者が増えています。
解雇に伴い訓練を受講することで、技能を身につけようとする人たちが増えてきた様子です。
特に、IT系、介護系の訓練希望者が多いです。
このような状況時に、自分のキャリアを振り返り、自分の強み、興味を再確認して将来に備えることは重要です。
一度、人生を立ち止まってキャリアを見直す時間を持つこともアリだと思います。
そんな時、ひとりで悶々と悩んでいるのではなく、キャリアコンサルティングを受けてみることをお勧めします。
キャリアコンサルタントと話すことで、将来の方向性、自分の強みに気付くことがあります。
次への一歩を踏み出してみませんか!
出典:愛知労働局・訓練受講希望者等に対するジョブ・カード作成支援推進事業
キャリコン相談室 AICHI(キャリアコンサルティング ジョブ・カード 愛知
この記事へのコメントはありません。