こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、
キャリアコンサルタントの佐渡治彦です。
第4回社会正義のキャリア支援研究会(主宰運営者:SJキャリア研究所)が2024年10月26日(土)にオンラインで開催しました。
顧問・下村英雄先生(労働政策研究・研修機構統括研究員)のご指導のもと、充実したセミナーでした。
2020年代の社会正義のキャリア支援動向として、ILO、OECDなど国際機関では、キャリア支援に関する国際的な議論が復活、活況を呈していることです。背景として、コロナ禍、戦争(ウクライナ問題、パレスチナ問題)、AI等の複合的な問題意識が挙げられます。
「社会正義(ソーシャルジャスティス)」を実践するスタンスや価値観を問題にするのが、社会正義のキャリア支援の特徴であり、「社会正義」は、キャリア支援に関わる世界中の人が注目する価値観であると改めて認識しました。
「社会正義」という価値観を通じて、私たちの問題意識は世界につながっていることを、今回のセミナーで確認したいという下村氏のお言葉がありました。
「社会正義のキャリア支援」という概念は、このように国際的な動向と深く関連しています。
キャリア支援が単に個人の能力開発を支援するだけでなく、社会全体の公平性、多様性と包摂性を考慮する必要があるのです。
特に、経済的格差や社会的排除といった問題を抱える人々に対して、キャリア支援が果たす役割は大きいと考えられます。
企業でも、現在では、多様性(ダイバーシティ)、包摂性(インクルージョン)が叫ばれていますが、その考え方の根底には「社会正義(ソーシャルジャスティス)」の考え方があるとも学びました。
引き続き、「社会正義のキャリア支援」には注目していきたいと思います。
次回、第5回社会正義のキャリア支援研究会は、12/21(土)10:00-12:30に 開催されます。
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