こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

「ひとまず経済的課題は解決しそうです。ありがとうございました」
とは派遣社員として就職が決まった相談者のお言葉です。

この相談者は、正社員を希望していましたが、なかなか採用が決まりませんでした。
一方で、イラストレターになりたい希望もありました。

半年前の相談当初は、正社員になりたいのか、イラストレターになりたいのか曖昧でした。
自分の本当にやりたいことは何かが、自分でも分からない様子でした。

本当に何がやりたいがが分からないという相談者は、多く、そんなに珍しい話ではありません。
また、やりたいことが分からなくても、そんなに心配する必要はないと思います。

仕事はやってみて初めて、面白い、自分に向いていると気がついて、やってみようという気持ちになるからです。

この相談者には、これまでやってきた仕事を振り返ってもらい、何をしていた時に、楽しかったのか、モチベーションが上がったのかをキャリアコンサルティングでお聞きしました。

面談をしているうちに、本当にやりたいことは、イラストレーターになることのようでした。
しかし、イラストレーターの職に就いたことは無く、趣味程度でイラストを描いていました。

趣味と仕事とは違います。

趣味は自己満足で十分ですが、仕事となるとクライアントを満足させなければなりません。
その違いを理解してもらうように、キャリアコンサルティングをしました。

イラストレターを目指すことは良いことなのですが、課題になったのは経済的問題です。

失業保険が切れて、収入は無くなり生活費も苦しくなってきました。

イラストレターで収入を得ることは現時点では現実的ではありません。
一方、正社員にはなかなか採用されませんでした。

そこで、これまでの仕事を振り返ってもらい、興味のあり、やってみたいという仕事の派遣社員を勧めました。

その結果、過去に経験して、興味の持てる職種に応募したところ、派遣会社の目が留まり、とんとん拍子で派遣社員に採用されました。

ひとまず、経済的問題が解消しそうです。
良かったと思う一方で、これからの自分のキャリアを派遣社員をしながら考えて欲しいと思いました。

本当になりたい職業はイラストレターのようです。
自分のありたい姿をイメージしながら、具体的に、今後どのような行動をしていけばよいのか？派遣社員で働きながら、自分で考え、実行して欲しいです。

人生１００年時代と言われています。
これからも、自分のありたい姿に向かい行動して欲しいです。

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