こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
「妖精さん」って、ご存じですか?
「働かないおじさん」の意味です。
数年前、マスコミで紹介されました。「妖精さん」とは、「50歳代後半で、働いていないように見える男性たち」のことだそうです。
職場にいるかどうか分からないという意味で「妖精さん」と呼ばれます。仕事へのやる気もなく、ただ定年を待っているだけに見える。
会社は解雇もできず、一緒に働く若手社員はストレスがたまり、陰で「妖精さん」と皮肉を込めて呼んでいるのだそうです。
この現象は、個人の問題ではなく古くからの日本企業の共通する現象だそうです。
日本の給与体系は、若い頃は低い賃金で頑張って生産性を上げるようになっています。
しかし、中年期に差しかかると賃金も頭打ちとなり、上がらなくなります。
定年制のある企業ではこうした給与体系が一般的です。日本の給与体系は、若いころ、企業に対して貯めてきた債権を、中高年になる後半で取り返す仕組みです。
ですので、中途退職したら損をする、つまり囚われの状態になっているというわけです。
日本の企業は、余程の問題を起こさない限り、解雇はできませんので、こうした「妖精さん」は、目立った成果を出さなくても、会社に残れます。
しかし、こうした中高年の雇用に、今、日本の企業は、頭を抱えています。
「妖精さん」にいかに働いてもらうか?どうやったらモチベーションを上げられるか?
また、退職金を割り増しして退職を勧める企業もあります。
現在は、「人生100年時代」と言われています。
50歳でもまだ、20年は働けます。残りの人生をいかに過ごしていくかは、個々の価値観によって違ってきます。
もう、仕事をせずに家族と過ごす、奥さんと旅行に行く。
地域活動をしていく。
趣味に没頭する。また、これまでのキャリアを活かして独立していく。
顧問として企業の相談役になる、
これまで、やりたくてもやれなかったことをやってみる。などなど。
いずれにしても、40歳~50歳を迎えたら、セカンドキャリアをどう過ごしていくことを考えた方が良いと思います。
若いころから、がんばってきたのに、今、「妖精さん」と呼ばれるのは、もったいないと思います。
これからの20年間をどう活動していくか、自分の価値観を持って、行動していきたいですよね。
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