こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
現在3月、ほとんどの会社が期末を迎え、来期への人事異動の話がささやかれている時期だと思います。
先日、一部上場メーカーの総務部に勤める知人と会いました。
彼は現在50代半ばで、大学卒業してから、この会社に30年以上勤めてきて、本社で課長職に就いています。
彼は会社から、4月の人事で課長職を解かれ、工場勤務の総務部の一般職を言い渡されました。
彼は、元々、出世欲も余りなく、野球の趣味があり、家庭を大切にするマイホームパパのような人物です。
一軒家を購入してローンも払い終え、2人の子どもも大学まで進学させ長男は社会人となり、立派に育て上げました。
奥さんは正社員として他の会社で働いています。
そんな彼ですが、流石に今回の人事で、役職を解かれたことで少しショックを受けているようでした。
「30年会社に尽くして、定年前に役職を解かれ平社員になれとは、会社は少し冷たくないか?
もう、これから工場に行ったら、上司の言うことだけ聞いて仕事をこなすだけだよ」少し、投げやりな感じでした。
50歳半ばと言えば、人生の後半戦突入して会社でも役員になれるか、役職定年になるか、あるいは第2の人生で転職、独立を考えるかの岐路に立つ年齢です。
彼のように一つの会社で30年間、勤め上げた人たちもサラリーマン生活を続けるか、自分で何か始めるかの人生の選択の岐路に立つ人が多いと思います。
いわゆるセカンドキャリアを意識する年代です。終身雇用制度の崩壊した現代、彼のように工場で一般社員や子会社で雇ってもらえる人は、まだ幸せな方かもしれません。
現代は、「人生100年時代」と言われています。
50歳半ばと言ってもまだ、20年位は働けます。
現代は、働き方を選べる時代とも言われています。もちろん、サラリーマン人生を終えて、残りの人生を趣味や地域活動、家族と過ごす時間に充てるのも一つの選択です。
また、現在はコロナの影響でテレワークの導入に拍車がかかり、これまでの働き方が劇的に変化しています。
これまでより、主体的、自律的に仕事を行うことがサラリーマンにも求められます。
彼の言った「これからは、上司の言うことだけ聞いて仕事をこなすだけだよ」という言葉が、ひっかかります。
彼の会社の定年は65歳です。
彼は定年まで残り10年あります。今のような考え方で、定年まで会社に雇ってもらえるのだろうか?
一部上場会社と言えども、会社にそんな余裕があるのだろうか?ふと、いらぬ心配をしてしまいました。
この先また、話を聞いてみたいと思います。
55歳くらいの世代の方もこれまでのキャリアをジョブ・カードを使って棚卸をしてみませんか。
自己理解、仕事理解につながり、次へのキャリアの選択が見えてきますよ。キャリアコンサルタントがお手伝いします。
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