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有名難関大学卒の憂鬱!?

こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

有名難関大学を卒業後、転職して40歳、50歳になった現在、非正規社員というクライアントがいます。

あくまで、私の主観ですが、このような方々に見られる傾向として、有名難関大学卒という重みがあるのか、過去にこだわり過ぎているのか、現在を否定的にとらえ、あまり元気が無いような人がいる がします。

もちろん、中には、自分のやりたいことに向け、資格取得したり、次へのステージに向け主体的に行動に移している人もいます。

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有名難関大学を卒業して、非正規社員だと、引け目を感じている感じもします。
しかし、非正規社員だと言って、そんなに悲観的にならないで欲しいです。

もちろん、正社員として定年まで一つの会社で安定して働ける終身雇用が維持できるならば、正社員として一生、同じ会社で働くことも安定した働き方であるでしょう。

しかし、現在の日本社会は終身雇用制度は崩壊していると言えます。
経団連、トヨタの社長も明言しています。
(もともと、日本で終身雇用制度が定着したのは1960年~1970年代、高度成長期頃であり、昭和初期から高度成長期前あたりは、日本社会は転職社会と言われています)

大企業の正社員だから一生安泰ということは、もはや神話だと言ってもいいかもしれません。

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バブル崩壊、リーマンショック後、そして現在のコロナ禍の状況の中、日本の企業は正社員を解雇することは、難しいので、非正規社員を雇い、経営状態に合わせて非正規社員を雇うという考え方がほとんどです。
非正規社員は雇用の調整弁としての扱いです。

これら正社員と非正規社員との格差をなくすために、国も同一労働同一賃金などの制度の促進をすすめています。
現在、日本の労働者の約4割が非正規社員と言われています。

日本の少子化は、このような経済的に不安定な非正規社員が多くなったため、子供を育てる余裕がないので子供を作らないと考える若者もいるとも言われています。

しかし、非正規社員だからといって、自分のスキル、キャリアアップができないわけではありません。

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これからの時代、自分のスキルを磨き、どこの会社でも雇ってもらえるような能力、エンプロイアビリティ(雇用される能力)が必要と言われています。
もちろん、将来、独立を考えることもアリです。
非正規社員だからといって、人生終わりではないです!
将来の自分のために、自分の強み、能力、スキルをもう一度、見直してみましょう。

就職活動をしている大学3年生らに就職後のキャリアプランを尋ねたところ、「転職などでキャリアアップを図りたい」が44.0%となり、「一つの会社に定年まで勤めたい」の44.1%とほぼ同率という調査もあります。
(キャリタス就活 学生モニター 令和2年1月調査)
一つの会社で一生働くことは、もはや幻想かもしれませんね。

自分の強みをよく把握して、次へのステップに活かしましょう。
40歳、50歳でも遅くありません。
現在は、人生100年時代と言われています。
また、働き方を選べる時代でもあります。

自分ではなかなか強みが分からないものです。
そんな時は、キャリアコンサルティングを受けてみましょう。
きっと、自分の気づかなかった強みが分かりますよ。

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