こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

相談者の中には、学校を卒業して就職した後、直ぐに結婚して家庭に入った女性で、これから働きたいという方々もいらっしゃいます。
主婦として家庭を守り、子育てもしてきて、ひと段落した今、家計を少しでも助けたいという気持ちから、これからの人生、働こうという考えの方々です。

これまで、このような主婦のキャリアコンサルティングをしていて、人気のある職種は事務職です。

しかし、このような相談者の一番の不安は、専業主婦だったため、社会で働いていなかったので、企業が採用されるだろうか？ということ。
また、事務仕事から離れていたので、Word、Excelなどソフトを活用する自信がないなどが挙げられます。

ある企業の社長が、こんなことをおっしゃっていました。

「うちの会社は、主婦感覚の女性はいらない。
面接の時には、仕事に注力すると言いながら、働き出すと主婦感覚に戻ってしまう女性が多い。
例えば、『子供が風邪を引いたから休みたい。主人が早く帰るので、夕食の準備をしたいから早退したい』と言ってくる女性が多い」というご意見です。

少し、厳しい社長さんですね。
ただ、この場合は、正社員登用の採用する際のご意見です。

現在は、日本では共働き世帯が約７割だと言われています。
また、女性の社会進出も期待されています。
女性も社会に出て、働くことが当たり前の世の中になってきています。

ただ、冒頭のかなりの社会での仕事のブランクのある主婦にとっては、
正社員登用は厳しいのではないかという気がします。

しかし、現在は働き方を選べる時代です。
また、ワーク・ライフバランスを重視するでもあります。

自分のライフスタイルに合った働き方を見つけ出すことも一つの方法だと思います。

正社員にこだわらず、派遣、パート等も検討としてみてはいかがでしょうか。

そして、社会で再度、実績を積んだうえで、正社員になりたいのならその道を探すこともアリなのかなと思います。
もちろん、事務職を望むなら、Word、Excel、PowerPointなどのスキルアップをしていきましょう。

また、専業主婦として長年生活してきても、例えば、ボランティア活動、PTA活動など社会に参画していた経験を企業にアピールすることで、その時に得られた、知識、スキル、ネットワークなどが企業で活かされるかもしれませんね。

女性活躍、期待しています！