こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
以前、勤めていた会社で、中途採用責任者をしていました。
求人票作成から応募募集、面接、採用決定までの業務を担当していました。その時、感じた採用面接のポイントを紹介してみます。
採用面接で聞かれることは、ほとんど決まっています。
「志望動機」「自己PR」に絞られると言っても良いでしょう。
もちろん、学生時代の話や趣味の話も聞かれることもあります。ただ、本当に採用側が知りたいことは、
・この人に本当に仕事を任せられるか?
・すぐに辞めないか?
・他の社員とうまくコミュニケーションをとれるか?に尽きると思います。
本当にこの会社に入社したいと思っている応募者は、必ず、面接対策をしていると思います。
中には、面接対策などせず、面接を突破できる人もいると思いますが、そのような猛者は、少数でしょう。面接で、最初に「自己PR 」「志望動機」を聞くと、大抵、最初の2~3分の受け答えで、面接官は、その人がこの会社に入社したいか否かの本気度は、だいたい分かります。
最初は面接の緊張感があり、あがってしまうこともありますが、2~3分しても緊張が取れず、受け答えがしどろもどろですと、本当にこの人に仕事を任せても良いのかと不安になります。
ですので、極度に緊張する人は、事前に誰かに模擬面接をしてもらうことをお勧めします。
誰も、面接してくれる相手がいなければ、ハローワークに相談してみてみましょう。
私が現在、従事している「ジョブ・カード作成支援推進事業」を活用してみてください。
この事業は労働局の事業で全国47都道府県のハローワークで実施しています。
もちろん、無料でキャリアコンサルタントが面接の指導もしてくれますよ!
また、本当にこの会社に入社したいと思うならば、その会社のホームページを穴の開くぐらい読み込んでください。
会社の経営理念、経営方針、自分の希望する部署の情報、取り扱っている商品、サービスを頭に叩き込んで面接に挑んでください。
そして、面接でその情報を交えて回答すると、面接官にも好印象を持たれます。
ただし、注意しておかなければならないことは、知ったかぶりをすることと、表面的な受け答えをしないことです。
私が面接官をしていた際、「貴社の商品は世界でのシェアが高いので、すばらしいです。」と回答した応募者がいました。
それはそれで、回答になりますが、その後の回答がありませんでした。
「世界でのシェアが高い」ことは、一般的にすばらしいので、誰でもそう言います。しかし、その上で、あなたはどんな仕事をしたいのか?どう仕事を展開していくか自分の考えを述べなければ、ただのお世辞で終わってしまいます。
コロナ禍で「K字回復」と言われように、業績好調な企業と下降気味の企業に分かれてきています。
既にコロナ後の景気回復を見込んで、採用活動を活発化している企業も見受けられます。
情報収集、面接対策をしっかりして、就活に挑んでください。
ファイト!!
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