こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

転職が当たり前の現代と言われていますが、まだ、 日本社会の雇用環境は、一旦、レールの上から踏み外すと、元に戻ることは、とても大変と言われています。

私、自身、ドイツ系の会社で工業製品の営業をしていましたが、リーマンショックの時に、リストラに会い、人材業界にキャリアチェンジして軌道に乗るまで、５年かかりました。

今、就活支援のキャリアコンサルティングをしているのですが、前職を辞めてから、就職するまでに苦労されている人もいます。

中には、これまでのキャリア、強みをうまく企業にアピールして就職される方もいらっしゃいます。
ですが、派遣や契約など短期の職を幾度も繰り返し、「負のスパイラル」に入り込んでしまう方もいらっしゃいます。

今、日本には「ワーキングプア」という層も出現しています。
働いても働いても「負のスパイラル」から抜け出せない、年収２００万円くらいの層です。

そのような状況の中
「日本からワーキングプアをなくす」というミッションを掲げ、元外資系メーカー勤務で、キャリアコンサルタントの大津愛氏が2017年に株式会社Compass（コンパス）を立ち上げました。

Compassでは「年収200万円未満で働いても、なかなか貧困から抜け出せないワーキングプアの人たちに対し、キャリアアップや生活安定のサポートをしています」と大津氏は語っています。

「例えば病気になったり、引っ越したり、嫌なことがあってメンタルがしんどくなってしまったりなど、いろいろなキャリアステージが変わるときがくると思うんです。

それが良いきっかけになれば生活水準は上がりますが、そうでない場合、貧困状態になってしまう人もいます。

私たちは『貧困に陥る直前』でサポートできることにこだわって、相談サービスを運営しています」
と大津氏はその役割ついて述べています。

【LINEでのワーキングプア支援の取り組み】
https://bizspa.jp/post-653525/?fbclid=IwAR3kxgJWQmmYJc5UJn3hn7bDhPERt0oCg9Tn0PqWAqpu_vFNX1TvlffLl00

大津氏は自治体と協力して、LINEを活用したチャットボット「CHOICE！」を運営しています。

「コロナで生活が苦しい」「生活水準を上げたい」などの求職者がLINEでオンライン相談ができるハローワークに取って代るような社会支援インフラを目指しています。

Forbes9月号のインパクト企業100に選出されています。

このような社会的弱者への支援こそ、キャリアコンサルタントの社会正義のキャリア支援（ソーシャル・ジャスティス）だと思います。

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