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社会正義のキャリアコンサルティングとSDGs

こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

最近、テレビ、新聞、SNSなどでSDGsという言葉を聞かない日はありません。

ご存知のように、SDGsとは、持続可能な開発目標として、国連が定めた目標です。

世界共通で平和、貧困、環境、教育など17の目標を掲げ、
2030年までに17の目標達成を目指す取り組みで、現在、世界中の国々で実行されています。

その17の目標のうち、
目標8に「働きがいも経済成長も」という項目があります。

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「包摂的かつ持続可能な経済成⻑及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用 (ディーセント・ワーク)を促進する」
テーマのもと12個のターゲットから構成されています。

ここで、ディーセントワークという聞きなれない単語が出てきます。

これは、
「公正な所得、安心できる職場と家族の社会保障、自己啓発と社会的統合 のよりよい見通しを提供できる生 産的な雇用を誰もが得られる機会」を意味します。
(引用:国連広報170822 Why it Matters Goal 8 Economic Growth(EJ))

簡単に説明するとディーセント・ワークとは、
「誰もが人間らしくきちんとした生活ができるような仕事に就けるようにしていこう」というものです。

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このディーセントワークは、現在、日本で叫ばれている「働き方改革」にも通します。

同一労働同一賃金など、正社員と非正規社員の格差をなくしていこうという取り組みなどですね。

そして、何度かブログで取り上げている「社会正義のキャリアコンサルティング」も関係していくと考えます。

OECD、ILO、世界銀行など国際機関でテーマとして掲げられている
世界の潮流「社会正義のキャリア支援」に繋がると思います。

日本では労働環境に様々な課題があります。

先ほど述べました正社員と非正規社員との賃金格差、パワハラ、長時間労働などです。

社会正義のキャリアコンサルタントには、周縁的、立場の弱い人々の立場をキャリアコンサルティングにより、行政、企業などの組織に変革を促す役割があります。

別に言葉で言うと「アドボカシー」です。

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組織の変革には、様々な圧力もあります。

決して、一人のキャリアコンサルタントの力で社会の変革はできないでしょう。

ディーセントワークという「誰もが人間らしくきちんとした生活ができるような仕事に就けるようにしていく」環境の構築は、一見、当たり前だと思いがちですが、実際は、なかなか実現していません。

SDGsの「働きがいも経済成長も」の目標を意識して、キャリアコンサルティングにあたりたいですね。

その目標達成の向こうには、企業の健全な成長もあります。


参考文献:「社会正義のキャリア支援」図書文化社・下村英雄著

「キャリアコンサルタントで自立する方法」

◆『「キャリアコンサルタント」で自立する方法 国も推奨!今、最も注目の国家資格』(合同フォレスト)

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