こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
今回は、
「社会正義のキャリアコンサルティングのフレームワーク(枠組み)」
について述べたいと思います。一般的に知られている米国カウンセリング学会での
「カウンセラーのための社会正義のフレームワーク」について触れたいと思います。
「社会正義のキャリアコンサルティングのフレームワーク(枠組み)」は、
キャリアコンサルタントが、社会正義を目指す際、どのような場面で、誰に対して、何を行いうるのか、また行うべきなのかを示しています。それは同時に、キャリアコンサルタントがどのような能力を身につけるべきかを示しています。
米国カウンセリング学会での「カウンセラーのための社会正義のフレームワーク」は、具体的な活動の指針をコンピデンシーで示しています。
一つは、社会正義のキャリアコンサルティングを3種類のフィールドで整理しています。
「クライアント」「組織」「公共空間」の3種類です。もう一つは、3つのフィールドのそれぞれについて2種類の行動で示しています。
「クライアントと一緒に行動する」と「クライアントの代わりに行動する」の2種類です。
この3種類のフィールド×2種類の行動=6つの活動が社会正義のキャリアコンサルティングのなすべき大まかな行動の分類となります。
以下が、6つの活動です。
「クライアント」ー「クライアントと一緒に行動する」
1.クライアントのエンパワメント
「クライアント」ー「クライアントの代わりに行動する」
2.クライアントのアドボカシー
「組織」ー「クライアントと一緒に行動する」
3.組織間の連携
「組織」ー「クライアントの代わりに行動する」
4.システムに対するアドボカシー
「公共空間」ー「クライアントと一緒に行動する」
5.情報発信
「公共空間」ー「クライアントの代わりに行動する」
6.社会的・政策的なアドボカシー
各々についての行動については、次回のブログでご説明いたします。
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