こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
厚生労働省は、教育訓練給付※1の対象となる「専門実践教育訓練」の令和6年10月1日付け指定講座を決定しました。
~令和6年10月1日付け新規指定講座は129講座に~
最大80%の給付!
受講費用の50%が支給されます。
ただ、追加給付があり、資格取得をして1年以内に雇用保険の被保険者として雇用されている場合には20%が追加されるので、それも合わせると最大で70%の支給が受けられるということになります。
追加給付にもう一つ支給項目が追加されます。
教育訓練受講後に受講前と比べて賃金が5%以上上昇している場合には、さらに10%の追加給付が行われます。
現状の支給と合わせると、合計で80%の支給が受けられるということになります。
今回、新規に指定する講座は、デジタル技術の進展を踏まえたニーズに応じた人材育成を行う第四次産業革命スキル習得講座や、専門職学位を取得する課程、看護師などの資格取得を目標とする養成課程など計129講座です。
また、働きながら学びやすくする観点から、オンライン講座や夜間、土日の講座の充実も図っているところであり、オンライン講座※2は31講座、夜間講座は9講座、土日講座は11講座をそれぞれ新たに指定しました。
専門実践教育訓練給付の対象となる講座は、これまでに指定したものを合わせると、令和6年10月1日時点で3,011講座となります。
- ※1「教育訓練給付」とは、労働者の主体的なキャリアアップを支援するため、厚生労働大臣が指定する教育訓練を受講・修了した際に、訓練経費の一部を雇用保険により給付するものです。
そのうち「専門実践教育訓練給付」は、中長期的なキャリア形成に資する講座について、受講する労働者が支給要件などを満たし、かつ、ハローワークで支給申請手続を行うことで、受講費用の50%(年間上限40万円)を6か月ごとに支給するものです。また、訓練修了後1年以内に資格などを取得し、就職などをした場合には、受講費用の20%(年間上限16万円)を追加支給します。さらに、令和6年10 月1日以降に受講を開始した場合において、訓練前後で賃金が5%以上上昇した方には、教育訓練経費の10%(年間上限8万円)が追加支給されることになります。 - ※2通信制の講座のうち、一部又は全部をe-ラーニングにより実施するもの。
専門実践教育訓練指定講座
○ 令和6年10月1日付け指定講座 新規129講座
(再指定275講座※)
○ 令和6年10月1日時点の給付対象講座数 3,011講座
※令和6年9月末で3年間の指定期間を満了する講座のうち、再指定を受けた講座の数。
類型別内訳
※以下( )内の数は令和6年10月1日時点の給付対象講座数
1 業務独占資格又は名称独占資格の取得を目標とする養成課程
(介護福祉士、看護師、美容師、社会福祉士、保育士、歯科衛生士など)57講座(1,794講座)
2 専門学校の職業実践専門課程及びキャリア形成促進プログラム
(商業実務、衛生関係、工業関係など)19講座(676講座)
3 専門職学位課程
(ビジネス・MOT、法科大学院、教職大学院など)4講座(119講座)
4 大学等の職業実践力育成プログラム
(特別の課程(保健)、正規課程(保健)など)0講座(214講座)
5 第四次産業革命スキル習得講座等
48講座(206講座)
6 専門職大学等の課程
1講座(2講座)
実施方法別内訳
※以下( )内の数は令和6年10月1日時点の給付対象講座数
1 通学制※178講座(2,310講座)(1)平日昼間に実施される講座67講座(2,018講座)(2)平日夜間に実施される講座9講座(275講座)(3)土日に実施される講座11講座(251講座)
2 通信制51講座(701講座)(1)通信※220講座(328講座)(2)一部e-ラーニング6講座(170講座)(3)e-ラーニングのみ25講座(203講座)
- ※1通学制の(1)~(3)は重複するものがあるため、講座数の合計は一致しない。
- ※2教材の発送や添削指導等を郵送により行う、いわゆる通信教育(インターネット等を用いないもの)。
別添資料
- 【別添1】専門実践教育訓練 新規指定講座一覧(令和6年10月1日付け)[PDF形式][274KB]
- 【別添2】目標資格等別・都道府県別 専門実践教育訓練指定状況(令和6年10月1日時点)[PDF形式][392KB]
- 【別添3】専門実践教育訓練給付制度の活用の流れ[PDF形式][389KB]
- 【別添4】専門実践教育訓練給付制度のご案内[PDF形式][792KB]
- 【別添5】教育訓練給付制度のご案内(労働者の方向け)[PDF形式][614KB]
- 【別添6】教育訓練給付制度のご案内(教育訓練施設の方向け)[PDF形式][685KB]
専門実践教育訓練講座の申請手続について
これら専門実践教育訓練の給付金を受給するには、ジョブ・カードを作成し訓練前キャリアコンサルティングを受けることが必須です。
キャリア形成・リスキリング推進事業を活用すれは、無料で訓練前キャリアコンサルティングを受けられますよ!
新たな一歩を踏み出すために専門実践教育訓練を受講してみましょう!
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