こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。
親や先生から仕事を選ぶうえで、「好きなことを見つけなさい」
「やりたいことを探しなさい」と言われたことはありませんか?
この質問はあまりにも漠然としていて、どうしていいの分からなくなりませんか?
また、「好きなこと」「やりたいこと」が果たして、本当に価値があるのか疑問に持ったことはないでしょうか?
この質問に答えるには、まず、現在がどのような状況であるかを考えてみる必要があると思います。
なぜなら、仕事はその時代時代によつて、淘汰されていくからです。
「好きなこと」「やりたいこと」の仕事を見つけ出すには、現状の労働環境を知る必要があります。
現在は、コロナ禍の影響もあって、これまでの働き方を見直さなけれなならない状況にあります。
テレワーク、在宅勤務など新しい働き方が叫ばれています。
また、IT、AI化が進んでおり、コンピューター、インターネットによる
ビジネスはもはや、当たり前の世の中です。
Net販売での売上が、既に、全国の百貨店の売上を追い抜いていたり、
広告費でもNetの広告費が、既にTV媒体のCM費用を追い抜いています。
IT、AI、コンピューターんの普及は今後、益々、進んでいき情報ビジネスが主流となり、これまで日本が得意とした工業社会的ビジネスに取って代わっていくでしょう。
これまでは多くの日本人の価値観は、いわゆる「有名大学を卒業して、
有名企業」に就職し、定年までその会社で働く「優秀なホワイトカラー」を目指すことを良しとすることが一般的ではなかったでしょうか?管理職となり、部下に指令を出し管理していくシステムでキャリアを積んでいくという「優秀なホワイトカラー」を目指すことを日本の多くの人たち、お父さん、お母さんたちは、良しとしてきたと思います。
しかし、終身雇用制度は既にに崩壊しており、管理するシステムも、
IT、AI、コンピューター化が進んでします。例えば、Uber Eatsでもわかるように、ピザの注文から配達の指令はコンピューターがやっています。
大手企業の新入社員のエントリーシートの選別は、その会社の管理職のコンピデンシーを入力されたAIによって行われています。このような状況を考えるとき、もはや「優秀なホワイトカラー」を目指すこと自体、時代遅れだと思います。
管理システムは、IT、AI、コンピューターに取って代わり、中間管理職は
必要無くなっていくからです。
もちろん、組織のトップの判断は人間がすることなので、いわゆるトップの本物のエリート層は存在していくでしょう。
一方で、医療、介護、工事、建設などまだまだ、IT、AI、コンピューターに取って代わることができない仕事は存在するでしょう。
そうなると、人間のやるべきことは何なんでしょうか?
また、このような状況の中、どうしたら「好きなことを見つけなさい」
「やりたいことを探しなさい」と親や先生から言われる若い人たちはどうすればよいのでしょうか?
IT、AI、コンピューターに無くて、人間にしか持っていないことを考えてみる必要がありますよね。
それ何かと言うと「モチベーション」だと思います。
IT、AI、コンピューターのシステムには、「これをやりたい」という動機がありません。
ですので、社会をどうしていきたいか、何を実現していきたいかという
モチベーションをしっかり持ち、考えを具現化していけば、
IT、AI、コンピューターのシステムを利用する側に立てます。もちろんこれは、各々の生き方の選択の問題なので、IT、AI、コンピューターのシステムに選択を任せて生きていく方法もあります。
Uber Eatsや位置情報ゲームのPokemon Goのように、
人間がIT、AI、コンピューターのシステムの下請けとして働くことも一つの選択だと思います。
このようは社会の労働環境が激変する現在、「好きなことを見つけなさい」
「やりたいことを探しなさい」と言われても返答に困っているあなた、
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