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キャリアコンサルタントの現状は!?

こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

厚生労働省は、令和2年度「能力開発基本調査」の結果を公表しました。
能力開発基本調査は、国内の企業・事業所と労働者の能力開発の実態を明らかにし、今後の人材育成施策の在り方を検討するための基礎資料とすることを目的に、平成13年度から毎年実施しています。

【厚生労働省令和2年度「能力開発基本調査」URL】
https://www.mhlw.go.jp/stf/
houdou/newpage_19368.html
【調査結果の概要】
https://www.mhlw.go.jp/

content/11801500/000796024.pdf

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この調査の中にキャリアコンサルタントについての項目があります。
主要な調査結果から現在のキャリアコンサルタントについて以下、分析したいと思います。

労働者のキャリア形成支援について
キャリアコンサルティングを行うしくみの導入状況

【キャリアコンサルティング導入事業所 38.1%】
正社員または正社員以外に対してキャリアコンサルティングを行うしくみを導入している事業所は38.1%でした。
一方、「キャリアコンサルティングを行うしくみがない」とした事業所は、61.4%でした。
3年移動平均をみると、近年、40%台前半で推移しています。

【分析】

導入事業所は横ばいです。
厚労省がセルフ・キャリアドック制度に力を入れている割には浸透しているとは思えません。

スクリーンショット (26)

【導入産業別第1位 金融業・保険業 80.8%】
産業別にみると、正社員では、「金融業,保険業」(80.8%)、「複合サービス事業」(79.0%)で高くなっています。
正社員以外では、「複合サービス事業」(69.2%)、「金融業,保険業」(56.7%)で高くなっている。
企業規模別にみると、「1,000人以上」の割合が、正社員(61.3%)、正社員以外(42.6%)ともに最も高くなっています。

【分析】

なぜ「金融業,保険業」の割合が高いのか?
日ごろ、仕事で「お金」ばかり考えているので、キャリアについては、
改めて、考える仕組みを会社が推奨しているのでしょうか?。
大企業に導入する傾向が高いです。

【キャリアコンサルティングの目的 「労働者の自己啓発を促すため」71.1%(正社員)】
キャリアコンサルティングを行う目的については、正社員、正社員以外とも
に、「労働者の自己啓発を促すため」(正社員71.1%、正社員以外61.8%)、「労働者の仕事に対する意識を高め、職場の活性化を図るため」(正社員69.1%、正社員以外62.6%)が多くなっている。

【分析】
目的が「労働者の自己啓発を促すため」が高いことは、スキルアップは会社が従業員に自己責任で行うことを期待していると思います。

スクリーンショット (27)

【キャリアコンサルティングの効果 「労働者の仕事への意欲が高まった」52.4%(正社員)】
キャリアコンサルティングを行った効果については、「労働者の仕事への意欲が高まった」(正社員52.4%、正社員以外47.2%)、「自己啓発する労働者が増えた」(正社員36.7%、正社員以外32.8%)の割合が高くなっている。

【分析】
効果が「労働者の仕事への意欲が高まった」が高いことは、キャリアコンサルティングの意義が評価されていると思います。

【キャリアコンサルタントが相談にあたった 10.9%】
キャリアコンサルティングを行うしくみ がある事業所のうち、事業所で相談を受けているのはキャリアコンサルタントであるかとの問いに 対し、「そうである」との回答は10.9%、「そうではない」との回答は72.8%となっています。

【分析】
相談を行った者が、キャリアコンサルタント資格者が、わずか10.9%なのは、キャリアコンサルティングの技法、理論など専門的知識が企業では、
認知されていないと考えます。
とりあえず、「カタチだけやっておく」という考えでしょうか?
それとも、キャリアコンサルティングの専門知識が軽視されているのでしょうか?

キャリアコンサルティングの経験

【キャリアコンサルティングを受けた者 「労働者全体」では9.8% 】
令和元年度中に キャリアコンサルティングを受けた者は
「労働者全体」では9.8%であり、「正社員」では12.4%、「正社員以外」では5.2%でした。

【分析】
「労働者全体」では9.8%とうことは、
日本の労働者数が約4800万人とすると、約480万人がキャリアコンサルティングを受けていることになります。

現在キャリアコンサルタント資格者、約6万人います。
キャリアコンサルタント約6万人で割ると、キャリアコンサルタント1人当たり年間約80人、月換算すると6人強です。
この数字が多いのか少ないのか、国家資格化して約5年から考えると健闘していると言えるのでしょうか?

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【総括】
キャリアコンサルタントの企業への導入は、横ばいです。
労働者全体で10%弱がキャリアコンサルティングを受けています。
この数字をどう見るかは、視点によって変わります。

右肩上がりで無く、労働者全体の10%弱しかキャリアコンサルティングを受けた従業員がいないので、キャリアコンサルタントはあまり社会から必要とされていないという考え方。

一方、国家資格化して5年経ち、現在、6万人のキャリアコンサルタントであり、右肩で増えている。2024年までに厚労省のキャリアコンサルタント養成10万人計画が順調に進んでいる。
キャリアコンサルティング導入企業は38.1%であり、
まだまだ、ブルーオーシャンなので、今がビジネスチャンスという考え方。

キャリアコンサルティング効果が「労働者の仕事への意欲が高まった」という高い結果は、キャリアコンサルティングの意義が評価されていると思います。

いずれにしても、拙著『「キャリアコンサルタント」で自立する方法 国も推奨!今、最も注目の国家資格』(合同フォレスト)でも述べましたが、
キャリアコンサルタントが普及するか否かは、各々キャリアコンサルタントのこれからの行動、活動によると考えます。
(詳しくは、拙著を読んでみてくださいね!)


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