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SDGsの目標・ディーセントワークの実現☆「アドボカシー」を考える

こんにちは。
カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

前回、中国・新疆ウイグル自治区の強制労働の人権問題は、日本企業にも影響を与えているというブログを書きました。

強制労働を強いられていると思われる国での製品を日本に輸入を制限する法律は、現在のところ無いということです。

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もし、キャリアコンサルティングでクライアントが、強制労働と言わないまでも、残業代も支払われず、過酷な労働環境で働いているということに悩んでいるという相談があった時、社会正義のキャリアコンサルタントとして、どのような実践が出来るのでしょうか?

一つ考えれる実践は、「アドボカシー」です。

前に、「アドボカシー」のブログも書きましたが、簡単に言ってしまうと、クライアントの抱える、外的環境の問題をキャリアコンサルタントが、行政、企業などの組織にクライアントの代弁者になって問題解決をすることです。

システムに対するアドボカシー
https://note.com/haru07060715/n/n6c207d1bf2bd
クライアントのエンパワメントとクライアントのアドボカシー
https://note.com/haru07060715/n/ndfa31b3450cc
社会的・政治的アドボカシー
https://note.com/haru07060715/n/n308fd7bc0a84

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「アドボカシー」は、別の言葉で言うと「組織への働きかけ」「環境への働きかけ」つまりは、「環境介入」と言えます。

厚生労働省のキャリアコンサルティングの報告書の中に、環境、組織への働き方をまとめたリストがあります。
以下がそのリストです。

①環境の課題・問題点の発見
②情報収集
③問題の本質の把握および解決方法の策定
④関連機関・関連部署・関係者への提案・働きかけ・協力

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日本の「社会正義のキャリア支援」研究の第一人者、労働政策研究・研修機構キャリア支援部門副統括研究員、下村英雄氏は、著書「社会正義のキャリア支援」で、結局、このようなリストに書かれていることが、
「日本的なアドボカシ―」と考えておくことが出来ると述べています。

「また、このアドボカシーは、けっして奇をてらった行動ではなければ、新奇な行動でもない。

クライアントが困っている環境であれば、そこに課題や問題点を発見し、情報集をし、問題の本質を見極め、解決方法を考え、関係者に協力も求めるといった、普通のことを言っている。」

こうした活動を日常的に取り入れていくことが重要とも下村氏は述べています。

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強制労働を強いられていると思われる国での製品を日本に輸入を制限する法律は、現在のところ無いということです。

このような強制労働を強いられている国のクライアントのキャリアコンサルティングを行うことは、日本ではあまり機会はないと思います。

私を含めて日本のキャリアコンサルタントには、この現実の実感が無いとう人が多い思います。

ただ、SDGsの目標の一つであるディーセントワークの実現を考えた時、
社会正義のキャリアコンサルタントとして、
厚生労働省の報告書の、環境、組織への働き方リストにある行動を実践して、法の制定などに寄与していくことも社会での役割の一つではないかと考えます。

参考文献:「社会正義のキャリア支援」図書文化社・下村英雄著

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